杉村太蔵氏 ウクライナ問題に言及「ロシアは永遠の隣国」「どういう国か、しっかり理解する必要がある」

[ 2022年3月3日 15:21 ]

杉村太蔵
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 元衆院議員でタレントの杉村太蔵(42)が3日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に生出演。ロシアのウクライナ侵攻について語った。

 番組では、ロシアが「ウクライナが同国東部において住民を大量虐殺(ジェノサイド)している」と主張していることを取り上げた。この問題に対し、ロシア政治を専門とする筑波大の中村逸郎教授は「ウクライナからウクライナ東部に入るために検問所があるんですね。だから、ウクライナ国内からウクライナ東部に自由に入れる状況じゃないんです」と説明。さらに、「東部に住んでいる人たちに2019年からどんどんロシア国籍が与えられて、どんどんロシア国内に入ってきて下さいということで、ウクライナ東部の人はロシアとの国境を自由に行き来できる状況なんです。だから、ジェノサイドなんてあり得ないわけです」と解説し、ウクライナによる大量虐殺はあり得ないとの見解を示した。

 ここでMCの宮根誠司は「現代でジェノサイドのようなことが行われていたら、国連の決議違反とか、そういうところで議論されるべきことですよね」とコメント。これに対し、杉村は「仮にジェノサイドが起こっていないんだとしたら、じゃあなぜ、今このタイミングでプーチン大統領はわざわざ全てを失って、ウクライナに侵攻したのか。そこが分からなくなります。狙いが分からない」と見解を口にする。

 さらに杉村は「ウクライナに侵攻して悲惨な状況になっていることは厳しく批判されるべきです」と前置きした上で、「なぜ侵攻したのか、その背景をしっかりと分析する」必要があると主張。「ロシアは幸か不幸か日本の永遠の隣国ですよ。付き合っていかないといけない。そうなった時に共感する必要もないし、支援なんかもちろんやる必要はまったくないんですけど、あの国がどういう国なのか、しっかり理解する必要があると思う」と持論を述べた。

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2022年3月3日のニュース