古市憲寿氏 ウクライナの戦う女性たちの姿に「そういう状況に追い込まれて…やりきれない思いが」

[ 2022年3月3日 11:01 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(37)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアのウクライナへの侵攻について言及した。

 ロシア軍は1日にウクライナの首都キエフのテレビ塔を攻撃。第2の都市、東部ハリコフでも2日、中心部の大学と警察庁舎がミサイル攻撃で損壊し炎上した。ロシアは主要インフラを標的にすることで圧力を強め、停戦交渉を有利に進める狙いとみられる。ウクライナ非常事態庁は2日、ロシアの攻撃でこれまでに民間人2000人以上が死亡したと発表した。

 番組では、「戦車に人間の鎖で戦う」という女性や、銃の扱いを教わる女性のほか、ポーランドに避難した女性ら、ウクライナの女性たちの様子を伝えた。

 MCの谷原章介に「ロシア側がこの攻撃の手を緩めないのは、停戦協議を自分たち側に有利に進めるっていう面もあるんでしょうか?」と聞かれた古市氏は「やっぱり戦争って1度始まってしまうといくら経済的に抑え込もうとか外交努力をしようっていっても、なかなか止めるのが難しい面があるんですよね」と指摘。

 そして「この女性兵士の話にしても、日本の戦時中も女性は武器を持たなかったとしても戦争に協力した方はたくさんいましたし、今の世界でもジェンダー平等の観点から徴兵にしてもスウェーデンとかノルウェーとか女性を徴兵する国もいくつかあって、それくらい女性兵士は珍しくなくなっているんです」と言い、「ただウクライナで考えてみると、もちろんご自身で戦いたいと思っている方はたくさんいるとは思うんですけど、そういう状況に追い込まれてしまったわけですから、ウクライナが国として。それはどうしてもやりきれない思いがありますよね」と自身の思いを話した。

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2022年3月3日のニュース