フジ解説委員・風間晋氏 ロシア側の停戦協議の狙いは「直接、降伏を勧め、拒否された場合には最後通告」

[ 2022年3月3日 12:50 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 フジテレビ報道局解説委員の風間晋氏が3日、同局の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアのウクライナへの侵攻について言及した。

 ロシア軍は1日にウクライナの首都キエフのテレビ塔を攻撃。第2の都市、東部ハリコフでも2日、中心部の大学と警察庁舎がミサイル攻撃で損壊し炎上した。ロシアは主要インフラを標的にすることで圧力を強め、停戦交渉を有利に進める狙いとみられる。ウクライナ非常事態庁は2日、ロシアの攻撃でこれまでに民間人2000人以上が死亡したと発表した。

 MCの谷原章介が「2回目の(停戦)協議、本当は日本時間の昨日に行われるんじゃないかという話でしたけど、まだ行われていません。いかがでしょう」と聞かれた風間氏は「協議というのは双方が席に着くという理由、動機がないと始まらないものなんですよね。その動機づくりのために1回協議をして、どういう合意に至るのだろうか、至れそうだという見通しがないと、自分たちが協議の席に出ても、全く何のためにもならないっていうのが事前に見えてしまったら、わざわざ行っても意味がないじゃないですか」と言い、「特に今回の場合は、ロシア側の意図っていうのは明らかで、協議の場で直接、降伏を勧める。それを拒否された場合には最後通告を行う。そういう方向性というのが目に見えてますからウクライナ側としてはなかなか、はい、そうですかと言って応じるわけにはいかないっていう状況なんだと思います」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2022年3月3日のニュース