橋下徹氏 国連総会のロシア非難決議に「拒否権を持っている以上、当事者の紛争なんて解決できない」

[ 2022年3月3日 13:19 ]

橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。ロシアのウクライナへの侵攻について言及した。

 ロシア軍は1日にウクライナの首都キエフのテレビ塔を攻撃。第2の都市、東部ハリコフでも2日、中心部の大学と警察庁舎がミサイル攻撃で損壊し炎上した。ロシアは主要インフラを標的にすることで圧力を強め、停戦交渉を有利に進める狙いとみられる。ウクライナ非常事態庁は2日、ロシアの攻撃でこれまでに民間人2000人以上が死亡したと発表した。

 国連総会(193カ国)が2日にロシアを非難しウクライナからの無条件での即時撤退を求める決議案を賛成多数で採択したことについて、MCの谷原章介が、「そもそも常任理事国、責任ある立場のロシアが戦争を始めて、そして、無条件の撤退の決議を国連はしました。けれども反対側に回っている国もいた。いかがでしょう」と聞かれた橋下氏は「まず国連そのものが第二次世界大戦後につくられた時に、常任理事国の5大国に拒否権を与えたということは、これは世界の紛争を全部解決するということではなくて、5大国が世界大戦をしないようにということでつくられたものですから、ロシアが拒否権を持っている以上は、これはロシアが当事者の紛争なんて解決できないわけですね」とし、「でも国連があるゆえに5大国の拒否権があるがために、またNATOというものがあるがために、これは英国のジョンソン首相が言っていたようにロシアとは戦争はしないんだってことで止まっている。これは悲しい現実です」と話した。

続きを表示

2022年3月3日のニュース