藤井王将の額出しメインビジュアル公開 第5回ABEMAトーナメント開催決定、ドラフト会議4・2配信

[ 2022年3月3日 13:22 ]

「第5回ABEMAトーナメント」に出場する藤井聡太王将=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=
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 インターネットテレビ局「ABEMA」は3日、将棋のオリジナル大人気コンテンツ「第5回ABEMAトーナメント」の開催決定を発表した。第3、4回と同様の団体戦方式で、藤井聡太王将(19)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=、渡辺明名人(37)=棋王との2冠=、永瀬拓矢王座(29)らトップ棋士14人がリーダーとして自軍メンバー2人をドラフト会議で指名する。超豪華14棋士が集結して開かれるドラフト会議は、4月2日午後7時からABEMA「将棋チャンネル」で配信される。

 チームリーダーを務めるのはタイトルホルダー3名のほか、羽生善治九段、佐藤康光九段、三浦弘行九段、佐藤天彦九段、豊島将之九段、山崎隆之八段、広瀬章人八段、糸谷哲郎八段、稲葉陽八段、菅井竜也八段、斎藤慎太郎八段の14人。ベテランから若手まで超早指し戦のABEMAトーナメント出場経験者が増える中で、リーダーたちはどんなチーム編成を練ってくるかに注目が寄せられる。

 藤井王将は個人戦で2回、団体戦で2回と過去のABEMAトーナメントのすべてで優勝を経験。前回は同じ年の伊藤匠四段とタイトル経験者の高見泰地七段とチームを組み、約5カ月間にわたる熱戦を戦い抜いて栄冠をつかんだ。5連覇がかかる今年も指名内容で戦術構想が垣間見えるとあり、ドラフト会議は必見の一手だ。普段は厚く垂れ込む前髪からのぞく鋭い眼差しがトレードマークでもある藤井王将だが、今回のメインビジュアルでは額を“公開”。将棋ファンならずとも思わず目を引くような、強さと美しさを全面に打ち出した魅力的なキービジュアルも大きな話題となるだろう。

 さらに、今回も大会出場権をかけたエントリートーナメントを実施。勝ち上がった3人の棋士で編成された特別チームを含む全15チームを5つのリーグに分けて予選を開催し、本戦トーナメント出場チームを決める。優勝賞金は1000万円。

 また、きょう3日から「ドラフト予想キャンペーン」が実施される。各リーダーが率いるチームのメンバーを予想し、チームメンバーを当てた方の中から抽選で15名(1チーム1名)に、各チームのサイン色紙をプレゼントするほか、全15チーム全メンバーをすべて当てた”ピタリ賞”には「日本将棋連盟1日会長になれる権利」も用意されている。

 チームリーダーも務める日本将棋連盟の佐藤康光会長は、「本棋戦の特徴であるドラフトやチーム戦もすっかり定着してまいりましたが、今回もどんなドラマが生まれるか楽しみです。 超早指しによる棋士の熱い戦いにご期待ください」とコメントを寄せた。

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2022年3月3日のニュース