辛坊治郎氏、辛口エールで「そこまで言って委員会」卒業 後任・黒木アナに「今後はネットは見るな!」

[ 2021年2月28日 14:22 ]

辛坊治郎氏
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 キャスターの辛坊治郎氏(64)が、28日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)に最後の出演を果たした。

 辛坊氏は13年、ヨットでの太平洋横断に挑戦したものの、クジラとの衝突で沈没事故を起こして失敗。今春、再挑戦することを昨年12月に表明し、番組降板を発表していた。この日は「そこまで言わせて追い出しスペシャル」と題し、番組での名場面とともに辛坊氏を送り出した。

 02年に特番としてスタートし、03年にはレギュラー番組に昇格した。長く「議長」として番組を仕切ってきたの辛坊氏は、「『辛坊さん、年に1回の特番ですから手伝って下さい』と言われて、『年に1回ならええか』と受けたら、あっという間にレギュラー」と振り返った。現在は隔週収録だが、当時は毎週収録。あまりの大変さに、「いっぺん逃げたんですよ」と、太平洋横断挑戦のための降板をジョークに使った。

 3月からは秘書(アシスタント)の同局・黒木千晶アナウンサー(27)が議長を務める。辛坊氏は「これからここに立つあなたに言うのもなんだけど、何も悪いことないのに、いっぱい非難されんのやで?そこにいると、何も悪いこと言うたり、したりしてないのに、誹謗中傷の嵐。よっぽど精神的に強くないと無理」と、後任にさっそくプレッシャーをかけた。

 辛坊氏の辛口エールに、黒木アナは「私は入社5年目の27歳。ここに立たされる私の身にもなってください。なんで勝手にやめるんですか!」と机を勢いよくたたいて笑わせた。荒ぶる黒木アナに、辛坊氏は「アドバイスしておくと、今後はネットは見るな!」と忠告した。

 番組では、辛坊氏と議論を戦わせてきたパネラー陣がリモート出演し、辛坊氏を激励した。竹田恒泰氏(45)は「中国の潜水艦にぶつけられて帰ってくるんじゃないかと思いますけど」と、皮肉たっぷりに語っていた。

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