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名人戦挑戦者に「西のプリンス」斎藤八段 長身イケメン、27歳独身「カレー王子」

[ 2021年2月28日 05:30 ]

斎藤慎太郎八段
Photo By スポニチ

 将棋の第79期順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)A級最終9回戦一斉対局は26日、静岡市で5局を行い、爽やかなルックスで「西のプリンス」と呼ばれる斎藤慎太郎八段(27)が通算8勝1敗の好成績で渡辺明名人(36)=王将、棋王含む3冠=への挑戦を決めた。

 通常より1時間早く午前9時に始まった熱戦は、日付が変わった27日午前0時15分に終わった。1差で追う広瀬章人八段(34)が3時間前に敗れ、すでに首位は確定していたが、別室で指す斎藤にその情報は伝わらない。勝利に近づいた終盤で名人3期の実績を持つ佐藤天彦九段(33)の逆襲を受け悪戦苦闘。フィナーレは見事な即詰みでも「終盤は見落としもあり、最後まで分からない将棋になってしまった」と額の汗を拭った。

 激闘の代償として名人戦への切符を確保。感想戦を終えた深夜1時すぎには「子供の頃から見てきた棋戦。特別なタイトルという気持ちもある。プロ入りしてから一歩ずつ進まないと挑戦まで届かない。何とかここまで来られた」と名人戦への思いを吐露した。

 18歳だった12年に四段昇段。詰め将棋を好み、終盤力には絶対の自信を持つ。15年にはコンピューターとの対抗戦「電王戦」で強豪ソフトのAperyに勝ち、18年には初タイトルの王座も奪取。そして今期はA級初参加ながら1期で名人挑戦と、出世街道をばく進中だ。1メートル79の長身に加え端正なマスク。奈良出身で、柔らかな関西弁を繰り出す好青年には「西のプリンス」の異名がある。幼少時は父・晃さん(58)がオーナーを務める大阪のカレーハウスCoCo壱番屋が遊び場だったエピソードは有名だ。現在も「カレー大好き」を公言するカレー王子でもある。

 「渡辺名人は私が奨励会の頃からトップ棋士で、その攻めの突破力はまねしたくなる将棋。名人戦は準備をしっかりして、自分の将棋を指したい」

 現役最強の名高い渡辺との対戦成績は2勝2敗と全くの五分だ。注目の7番勝負は4月7日に東京で開幕する。

 ▼渡辺明名人 (斎藤は)本格的な居飛車党。一手一手、丁寧に考えて指す印象がある。順位戦で豊島竜王や佐藤天彦九段を上回ったのは自信になるでしょうし、そういった勢いは警戒しなければ。(解説のため現地で観戦)

 ◆斎藤 慎太郎(さいとう・しんたろう)1993年(平5)4月21日生まれ、奈良県出身の27歳。羽生善治・現九段の著書を読み将棋を始める。04年に奨励会入りし、12年四段昇段。オーソドックスな居飛車を好む。師匠は畠山鎮八段。独身。

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