松原耕二氏 菅首相長男の総務省幹部接待問題「またかという感じがする」

[ 2021年2月28日 09:14 ]

TBS社屋
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 TBSの松原耕二キャスターが28日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」による接待問題について言及した。

 総務省は24日に正剛氏らとの会食は利害関係者からの違法接待と認め、事務次官級の谷脇康彦総務審議官(60)ら9人を減給や戒告の懲戒処分とするなど計11人の処分を発表。菅首相は総務審議官当時に正剛氏らから7万円超の接待を受けた山田真貴子内閣広報官(60)を厳重注意した。山田氏は給与10分の2の3カ月分に相当する額を一括で自主返納する。武田良太総務相は、閣僚給与3カ月分を自主返納するとともに、副大臣をトップとする検証委員会を設け、放送行政がゆがめられた事実の有無などを調査する方針を明らかにした。

 松原氏は「今回、国会のあり方とかやりとりを見ていて、またかという感じがする。モリカケの時もそうでしたけど総理の親族とか友人は国会に呼びたくない。だから官僚たちが話す。官僚たちは頭がいいですから、どんなことでもいろんな言い方で言質を取られない、そして後に事実が分かっても言い逃れできるようにしておく。総理には迷惑だけはかからないようにしゃべっていく」と指摘。そして「結局、政治はそれをやり過ごせば、形だけと言ってはなんですが、官僚の処分をして幕引きを図ろうとする。結局、今回も大事なことは何も分かっていない。幕引きってわけにはとてもいかないと思いますね」と自身の見解を述べた。

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