王将戦 1日から佐賀県上峰町で第5局 渡辺、永瀬が「佐賀愛」を語る

[ 2021年2月28日 19:09 ]

<王将戦第5局>上峰町こども王将戦の優勝者、準優勝者と記念写真を撮る渡辺王将(左)と永瀬王座(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 将棋の第70期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社、日本将棋連盟主催)は3月1日、佐賀県上峰町「大幸園」で第5局が始まる。渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=と、挑戦者・永瀬拓矢王座(28)は28日、対局場検分を行った。

 開幕から3連勝の後、1勝を返された渡辺は「第4局の内容が良くなかった。月も変わって仕切り直していきたい」と意欲的。佐賀県での王将戦は第62期第2局の佐賀市「古湯温泉 おんくり」、前期第6局「大幸園」ともに勝利した。「肉、魚、果物があって温泉も。一通りそろっている」と好相性を強調した。

 永瀬は東京を出発前、佐賀県産のイチゴ「いちごさん」をスーパーで買い求めて食べてきた。同県は対局はもちろん、訪れるのも初めて。「対局者として東京や大阪以外で指させてもらえるのは棋士冥利。理解が深まればいい」。将棋以外でも積極的な人柄をのぞかせ、「渡辺王将の良さを少しずつ吸収できてきている。盤上でベストを尽くしたい」と巻き返しを誓った。

続きを表示

2021年2月28日のニュース