第70期王将戦七番勝負第5局、佐賀県上峰町で開催 対局場の「大幸園」で前日検分

[ 2021年2月28日 18:25 ]

<王将戦第5局>対局場検分を行う、渡辺王将(右)と永瀬王座(撮影・中村 達也)
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 将棋の第70期王将戦7番勝負(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)はあす3月1日、佐賀県上峰町の「大幸園」で第5局が始まる。28日、防衛に王手をかけている渡辺明王将(36)=名人、棋王との3冠=と挑戦者の永瀬拓矢王座(28)がともに現地入りし、対局場を検分した。

 午後4時10分、両対局者らが対局室に参集し、立会人を務める小林健二九段とともに対局で使用する盤駒の確認のほか、空調設備や封じ手の記入場所を確認した。

 第5局の舞台は、2年連続3回目の開催となる創作料理店・大幸園。対局は「王将の間」で行われる。過去の第67期久保利明王将―豊島将之八段戦(肩書は当時)、第69期渡辺王将―広瀬章人八段戦のいずれも、軍配は“王将”に上がっている。今期もジンクス通り王将・渡辺に風が吹くのか、それとも前局でシリーズ初勝利を挙げた挑戦者・永瀬が流れをつかむのか――。

 注目の一戦は1日午前9時に始まる。持ち時間はそれぞれ8時間、第5局は渡辺の先手番で行われる。

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2021年2月28日のニュース