BTSは「ウイルス」独ラジオ司会者が差別発言 カバー曲に腹立て…炎上謝罪

[ 2021年2月28日 05:30 ]

ドイツのラジオ番組で差別発言をされたBTS(AP)
Photo By AP

 ドイツメディアは26日、同国のラジオ番組司会者が生放送中の発言で、世界的に人気の韓国男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」を新型コロナウイルスに例えるなどし、司会者とラジオ局が謝罪に追い込まれたと報じた。各国のファンから人種偏見だと非難が集中したという。

 BTSは英ロックバンド、コールドプレイの曲「フィックス・ユー」をカバーしており、ドイツ南部バイエルン州のラジオ局の男性司会者は24日、カバー曲について「冒とくだ」と批判した。またBTSに関しても「くだらないウイルスだ」と酷評した。これを受け、ファンが「アジア人に対する偏見」「今回の発言は許されない」などとネットに相次いで書き込み、司会者を非難した。

 司会者はその後の声明で、高く評価していた曲をBTSがカバーして腹立たしかったとした上で「人種差別的な意図はなかった。心から謝罪したい」と述べた。ラジオ局も「BTSに対して用いた言葉は受け入れられるものではない」とコメントした。

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2021年2月28日のニュース