辛坊治郎氏、ユーチューバー収入事情告白 自身は「2ケタ万円」も…「月に数千円の人が大半」

[ 2021年2月28日 15:50 ]

辛坊治郎氏
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 キャスターの辛坊治郎氏(64)が、28日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜後1・30)に最後の出演をし、ユーチューバーの収入事情を公表した。

 辛坊氏は今春、ヨットでの太平洋横断に再挑戦するため、レギュラー番組の降板を発表していた。この日は「そこまで言わせて追い出しスペシャル」と題し、パネラー陣が辛坊氏に2択の質問を投げかける、通常とは逆の立場で番組に臨んだ。

 VTR出演したタレント山口もえ(43)からは、「テレビはYouTubeに追い越されると思いますか?」と質問を受けた。辛坊氏は「家庭の中にあるテレビ受像器が、地上波のものである時代はもう終わります」と断言しつつも、「YouTubeもそのうちの一つでしかない」と、Netflixやアマゾンプライムを挙げつつ、競争が激化することを予測した。

 辛坊氏は18年から、YouTubeで旅動画などを投稿している。動画配信による広告収入については、「YouTubeは初期に始めた人はもうかる」と、後続が苦しんでいる現状を指摘した。「去年、巣ごもりで俺の知ってるタレントさんだとか、評論家だとか、雨後のたけのこみたいにみんなユーチューバーになった。最近どうしているか聞いてみたら、月の収入が数千円という人が大半」とも説明した。

 自身の収入については、「数千回から数万回くらい回っている時に、月の収入って数千円だった」と明かした。現在は「登録者が6万を超えて、1本当たりの再生が平均2、3万回ずつくらいいって、一番回ったやつは82万回ったのがあるんですけど、そうすると月の収入が2ケタ万円くらい」と公表した。

 19年にはネットの広告収入が2兆円を超え、テレビの広告収入を初めて上回った。辛坊氏の降板後、「議長」(番組MC)を務める同局の黒木千晶アナウンサー(27)は、「人生相談をしていいですか?私、今後テレビ業界、どう頑張っていたらいいと思いますか?」とリアルな不安を吐露した。すると辛坊氏は「この組織とシステムを支えながら同じことをしていったら、だんだん下がっていく」と、先細り感を指摘。「10年くらいをめどに…逃げた方がいい」とストレートに助言し、スタジオには笑いが起きていた。

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2021年2月28日のニュース