元村有希子氏 菅首相のぶら下がり会見で“官邸のきりもり”「できていない状況」

[ 2021年2月28日 10:05 ]

TBS社屋
Photo By スポニチ

 毎日新聞論説委員の元村有希子氏が28日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。政府は26日に新型コロナウイルス緊急事態宣言に関し、首都圏を除く6府県について2月末での解除を決定したことに言及した。

 菅義偉首相は緊急事態宣言解除の重要局面で記者会見をスルー。通常は会見の司会役は山田真貴子内閣広報官。首相の長男らから高額接待を受け問題化したばかりで“山田氏隠し”との批判が高まる中、首相は記者団の質問に短時間応じる「ぶら下がり」で済まそうとし、質問が途絶えない炎上気味の事態となった。

 元村氏は、首相のぶら下がり会見について「生で見ておりましたが右往左往して、しかも時々ムキになるということで、これは一般的には広報の仕切りがないと難しいよねという感じだった。緊急事態宣言を6府県で解除するという大事な節目で、それについてのリーダーのメッセージを発信しなければいけなかった場面にもかかわらず、そのことが全く伝わっていない」と指摘。

 そして、「ムキになる首相の顔だけが印象に残るという残念なことになった。これは官邸のきりもり、つまりマネージメントができていない状況なんじゃないかと思いました」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2021年2月28日のニュース