伊藤健太郎容疑者 ひき逃げで逮捕「気が動転していた」も目撃者は「ちゅうちょなく走り去った」

[ 2020年10月30日 05:30 ]

警視庁原宿署から移送される伊藤健太郎容疑者
Photo By 共同

 俳優伊藤健太郎(23)が29日、東京都渋谷区の都道で乗用車を運転中にバイクに衝突し、その後、現場から立ち去ったとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで警視庁原宿署に逮捕された。男女2人に重軽傷を負わせた上での悪質なひき逃げ事件。出演作多数の人気俳優が起こした不祥事だけに影響は大きく、関係者は対応に追われた。

 伊藤容疑者は28日午後5時45分ごろ、東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目の片側2車線の交差点で自ら運転する黒いオフロード車でUターンして対向車線に入った際、直進してきたバイクと衝突。バイクに乗っていた男女2人にケガを負わせた上、救護せずに現場から立ち去った。

 原宿署によると「バイクとぶつかった後に現場から離れてしまったことについては間違いありません」と容疑を認めている。29日午後、原宿署から東京湾岸署に移送された伊藤容疑者は警察車両の中で白いマスクを着け天を仰いだままだった。

 伊藤容疑者の車は衝突後も「ちゅうちょなく走り去った」(事故の目撃者)。背後を走っていた白い乗用車など2台の車がクラクションを鳴らして追跡しても伊藤容疑者は逃走を続け、追いかけた車の70代男性から百数十メートル先で現場に戻るよう促されて、ようやく応じた。事故現場の反対車線側に戻って降車した伊藤容疑者について目撃者は「戻って来たのは3分後。反省した様子もなく、スマートフォンを操作していた」と話した。バイクに乗っていた女性は左足の骨を折る重傷、男性は左腕を打撲した。伊藤容疑者にケガはなく、事故後にはアルコールも検出されなかった。

 人気俳優が1人で運転していたのは運転が好きで、仕事の行き帰りはいつもハンドルを握っていたため。主演舞台「両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)」の東京、大阪、福岡公演を12月から控え、事故当日もその稽古の帰りだった。

 目撃者が一様に驚いた立ち去り劇で自ら事故を事件にしてしまったことに「何をやっているんだ」との憤りの声が多数の芸能関係者から上がる。伊藤容疑者は逃げた理由を「気が動転していた」「パニックになってしまった」「買い物中に道に迷ってUターンした」と供述。スポニチ本紙の取材では、事故当日に所属事務所社長に「新車で、運転歴がさほど長くないため、気が動転してしまった」と説明している。今年4月にも東京都文京区で乗用車同士の接触事故を起こしていた。

 今年上半期の「2020テレビCMブレークランキング」で1位になるなど人気急上昇中で、売れっ子の証明でもあるTBS系の人気ドキュメンタリー番組「情熱大陸」の密着期間中でもあった。仕事への影響は計り知れず、激震はしばらく収まりそうにない。

 ◆伊藤 健太郎(いとう・けんたろう)1997年(平9)6月30日生まれ、東京都出身の23歳。14歳からモデルを始め、2014年ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジ)で役者デビュー。17年映画「デメキン」で初主演。18年ドラマ「今日から俺は!!」(日テレ)で不良を演じヒット。19年後期のNHK連続テレビ小説「スカーレット」で主人公の息子を演じ、お茶の間の知名度も高まった。1メートル79。

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