「エール」元巨人・寺内崇幸氏「栄冠は君に輝く」作詞者役「まさか」BC栃木監督 ドラマ撮影「勉強に」

[ 2020年10月30日 08:15 ]

連続テレビ小説「エール」第100話。「栄冠は君に輝く」を作詞した加賀大介氏をモデルにした多田良介役を演じた寺内崇幸氏(C)NHK
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 俳優の窪田正孝(32)が主演を務めるNHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の第100話が30日に放送され、巨人で12年間プレーし、現在は独立リーグ、BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス監督の寺内崇幸氏(37)が登場。全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」を作詞した加賀大介氏(1914―1973)をモデルにした役を演じた。

 朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶり。モデルは「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描く。

 第100話は、裕一(窪田)は久志(山崎育三郎)が歌った「夜更けの街」に心揺さぶられ、やはり「栄冠は君に輝く」は久志に歌ってほしいと強く願う。大会本部の大倉(片桐仁)は、愛国歌謡の印象が強い久志の起用に難色を示すが、裕一は「他のどの歌手よりも彼が向いている」と必死に推薦。断るつもりで古山家を訪れた久志だったが、音(二階堂ふみ)からその話を聞き、心動かされる…という展開。

 <※以下、ネタバレ有>

 裕一と久志は夜行列車に乗り、甲子園球場へ。

 裕一「作詞した多田さんは16歳の時、試合中のケガで足を切断して甲子園の夢を失ったそうだ。もう二度と野球ができないという葛藤の日々を乗り越えて、多田さんはあの詞を書いた。自分にできることは、未来ある若者を応援することだって。絶望を経験した彼だからこそ、あの詞を生み出せたんだと思う。多田さんと同じように、君も絶望を知っている。その原因をつくったのは僕だ。戦時歌謡に君を誘った。久志、苦しめてしまって本当に申し訳なかった。僕もドン底まで落ちた。でも、ドン底まで落ちた僕たちにしか伝えられないものがあると信じている。戦争が終わって、またこのグラウンドで試合ができる時代になった。選手もお客さんも、みんな楽しみに待っている。僕たちも多田さんの思いを形にして、未来ある若者に一緒にエールを送ろうよ。勝った人にも負けた人にも、頑張ったね、頑張ろうねって、一生懸命な姿を見せてくれて、ありがとうって。久志、君なら歌える。おまえじゃなきゃ、ダメなんだよ」

 裕一からボールを受け取った久志はマウンドに上がり、「栄冠は君に輝く」を歌い始める…。

 寺内氏が演じたのは「栄冠は君に輝く」の作詞者・加賀大介氏をモデルにした多田良介役。久志の歌声が流れ、グラウンドの選手たちが映し出される中、スタンドの観客には松葉づえをつく多田の姿もあった。

 寺内氏は「まさか、このようなオファーを頂くことができるとは思ってもみませんでした(笑)。(出演が発表され)いろんな方々から連絡を頂きました(笑)」と驚き。

 台詞はなかったものの「参加してみて、1つの作品を作るのにたくさんの方々が携わり、そのすべての方々が1つの方向を向いているんだなと体感することができ、勉強にもなりましたね」と振り返った。

 寺内氏は栃木工からJR東日本に進み、2006年大学・社会人ドラフト6巡目を受け、巨人入り。スーパーサブとして活躍した。13年には自己最多114試合に出場。同年のクライマックスシリーズ、日本シリーズで本塁打を放った。18年に現役引退。19年、栃木ゴールデンブレーブスの監督に就任した。栃木には今年9月、元ソフトバンクの川崎宗則内野手(39)が入団。元ロッテの西岡剛内野手(36)と、日本が初代世界王者に輝いた06年第1回WBCの二遊間コンビが復活した。

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