「乃木坂46の白石麻衣」をまだ見られる楽しみ

[ 2020年7月23日 12:30 ]

2013年、「自信、持ちます」と笑う白石麻衣
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 【牧 元一の孤人焦点】そうだ、彼女はまだグループに在籍していたのだ。18日に放送されたTBS「音楽の日」。9時間30分にわたってアーティストたちが次々と歌う番組だったが、乃木坂46の出番になると、他のメンバーと一緒に白石麻衣が立っていた。

 本当は5月の東京ドームでのライブで卒業しているはずだった。ところが、新型コロナウイルスの影響でライブの開催が困難になり、卒業は延期。今は感染収束を待つ状況だ。

 白石はヒット曲「裸足でSummer」をセンターの齋藤飛鳥の横でパフォーマンス。次の曲「世界中の隣人よ」では冒頭のソロパートを歌った。特に何かコメントすることはなく、終始、自然体な印象。SNSにはファンの「出ないと思っていたから、うれしかった」「出演してくれてありがとう」「泣きそうになった」などの言葉が並んだ。

 関係者によると、今後も、白石の個人活動の状況をみながら、乃木坂の活動への参加の機会を模索していくという。

 白石には何度かインタビューしたことがある。中でも鮮明な記憶として残っているのが、2013年にフジテレビの競馬バラエティー番組「うまズキッ!」に出演し始めた時のことだ。乃木坂のメンバーとしてデビューしてから約1年。テレビ番組にレギュラー出演するのは初めてで、緊張感いっぱいだった。

 多くのメンバーの中からの抜てき。小嶋陽菜(当時AKB48)が共演者の中にいたため「小嶋さんのビジュアルに対抗するために白石さんが選ばれたのでは?」と質問すると「そうじゃないです。私なんか…」と消え入りそうな声。さらに「自分のルックスをどう思います?」と尋ねると「私、自分のこと嫌いです。私、自信ゼロなんです」と顔を曇らせた。

 謙虚な態度というより本当に自信がなさそうな様子だったので「自信を持つようにしてください」と告げると「実は、みんなからそう言われます。自信、持ちます」と、ようやく笑みを浮かべた。

 その後の人気上昇ぶりは周知の通り。17年発売の写真集「パスポート」が累計発行部数50万部を超える大ベストセラーになるなど、今や「乃木坂46の白石麻衣」ではなく、個人名で勝負できる存在だ。

 しかし、だからこそ、他のメンバーと一緒にいる姿を見ると、何か貴重なものを見た気分になる。現在のコロナの感染状況からすると、まだしばらく卒業まで時間がかかりそうだ。本人は個人活動との両立が大変かもしれないが、ファンにとっては楽しみが続く。

 ◆牧 元一(まき・もとかず)1963年、東京生まれ。編集局デジタル編集部専門委員。芸能取材歴約30年。現在は主にテレビやラジオを担当。

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