オレの名前を使うな! 名優イーストウッドが激怒! サプリ販売の20数社を訴える

[ 2020年7月23日 13:25 ]

サプリ販売の20数社を相手に訴訟を起こしたクリント・イーストウッド(AP)

 米国の俳優で映画監督のクリント・イーストウッド(90)が22日、ロサンゼルスの連邦裁判所に数百万ドルの損害賠償を求めて提訴した。

 AP通信によれば「被告」となっているのは、麻から抽出されるカンナビジオール(CBD)を主成分とするサプリ製品などを販売している20数社。訴状によればアリゾナ、カリフォルニア、フロリダ、デラウェア各州に本社を構えるこれらの会社は、イーストウッドの了承を得ないままに「彼は映画を辞めてCBDビジネスを始めた」というフェイクニュースを流布させ、「彼はこれでよみがえった」「イーストウッドが衝撃的な秘密を公開」といったキャッチフレーズで製品を販売していた。

 依存性のないCBDは日本でもオイルやクリームなどに含まれている成分で、睡眠の質を高めたり、自律神経に効果があるとされている。しかしイーストウッドによれば自身がこの製品の企画や販売に関与した事実はなく、無断で勝手に名前を使う企業が増加したために法的措置に踏み切ったものと見られている。

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2020年7月23日のニュース