岡田晴恵教授 専門家会議の実効再生産数に疑問「海外だったら解除レベル」

[ 2020年5月4日 11:54 ]

 感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が4日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。新型コロナウイルス対策を検討する政府の専門家会議が1日に外出自粛や特定の業種の休業によって全国的に新たな感染者が減少傾向に転じているとの分析結果を明らかにしたことに言及した。

 会見した尾身茂副座長は「新規感染者が減少していることは間違いない」との認識を示した。感染者1人が何人にうつしたかの平均値を表す実効再生産数は全国で2・04(3月25日)から0・71(4月10日)、東京では2・64(3月14日)から0・53(4月10日)に減少していると説明。拡大の目安となる1を下回った。

 岡田教授は「実効再生産数っていうのは、1人の感染者が何人にうつすかっていう数字。1以下だったら縮小で、1以上だったら拡大」と説明し、「問題は今回の4月10日の0・7や0・5の数字。4月10日っていうのは、(7日に)緊急事態宣言1回目を出し、4月16日に全国に拡大する間なんですね」と指摘。その上で「ということは、この段階で縮小傾向にある。実効再生産数っていうのは政策決定に使われるんですけど、海外だったら(0・5や0・7は緊急事態宣言)解除レベルなわけですよね、広がらないわけですから。ですから、あんなに厳しい対策をやって、その効果で下がってきたことは分かる。やった政策は正しいと思うんですが、ただこの数値って本当に当たっているのかと。国家のかじ取りをするような数値でございますので、ここはどういう計算式でどういうデータでっていうことを開示していただいて、複数の研究者がちゃんと検証できるようにお願いしたい」と話した。

 そして「今は4月10日よりも日が進んでいる。ということは、実効再生産数はもっと下がらなければいけないわけですよね。だったらなぜ(緊急事態宣言を)続けるのっていう話になる。私個人としては、今解除するのは危ないだろうと、特に首都圏は。地方が違う所もあります。その論拠となる数値が、これ(専門家会議の)は違うんじゃないかと思っておりますので、大事な所ですので開示を…、自粛で大変な思いをしているんですよ、国民は。そういう意味ではちゃんと数値を出して国民を納得させてほしい」と強調した。

 ◇実効再生産数 1人の感染者が平均何人にうつすかを示す指標。実際に流行が進んでいる状況において、感染力を表す目安となる。再生産数が1を超えると、1人から複数の人へと感染者が増えていくことを示すため、流行は拡大することになる。逆に1を下回ると流行は終息に向かう。

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