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ロッテ・朗希が史上初スタート!初回4者連続奪三振も…マメにKO 右手中指つぶれ緊急降板

[ 2022年7月2日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ6―4楽天 ( 2022年7月1日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>4回、マウンドで指先を気にする佐々木朗(撮影・沢田 明徳)
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 クライマックスはこれからだったのに…。ロッテの佐々木朗希投手(20)が1日、本拠での楽天戦の初回、振り逃げを含む4者連続三振を奪った。1イニング4奪三振は史上26人目、27度目のプロ野球タイ記録。初回の4者連続奪三振は、史上初だ。2回以降は6者連続を含む7試合ぶりの2桁10三振を奪ったが、右手中指のマメがつぶれた影響で無念の4回2安打無失点降板。新たな記録から始まった「金曜朗希ショー」は、無情の途中打ち切りもチームは逆転勝利で勝率5割に復帰した。

 ユニホームの右太腿付近には血痕が付いていた。マウンドでの佐々木朗は、フォークの握りをつくって、セットポジションに入るのがルーティンだ。2点リードの4回2死一、三塁を迎えると、人さし指と中指で挟んだボールを見つめた。投手の生命線となる指先が気になった。

 辰己に対し3ボールと苦しんだが、真ん中を狙って投げた4球目の154キロを、右翼へ打ち上げてくれた。打球はフェンス前で失速し、4回まで2安打無失点でしのいだが、ここまでが限界だった。「マメがつぶれた影響で途中降板となり、中継ぎ陣に負担をかけてしまって申し訳ないです」。6者連続三振を含む7試合ぶりの2桁10三振を奪っても、不完全燃焼の無念さは残った。

 3年前の夏だった。大船渡3年時に高校日本代表として、大学日本代表との壮行試合でつぶれていた右手中指の血マメを悪化させた。韓国で開催されたU18W杯でも韓国戦で1イニングを登板しただけで終わった。その後、「マメができたのは1度だけ。指先が弱いと思っていない」と打ち明けたこともあった。

 プロ入り後、自己最短でマウンドを降りたが、それでも調子はよかった。井口監督は「前回から“ちょっとマメが…”という話はあった。まあ、今日はしっかりと指に掛かったボールを投げていたから、つぶれたんじゃないかな」と証言する。

 事実、初回から異次元の投球だった。最速162キロだが、幕張の風を生かし、フォークが落ちた。先頭・西川を3球三振としながらも、あまりの落差に女房役の松川が抑えきれず、振り逃げで出塁を許したが、ここから4者連続三振。初回の4連続奪三振は史上初の快挙だった。

 今季7勝目を逃しても、大きなインパクトを残した。佐々木朗の次回登板について、指揮官は「明日以降の状態を見て、今後どうするか考えたい」と言った。チームは逆転勝利で4月16日以来の勝率5割復帰。ここから上位を追いかけるには、やっぱり怪物の力が必要だ。(横市 勇)

 《今季6度目2桁奪三振》佐々木朗(ロ)が初回にプロ野球タイ記録となる1イニング4奪三振。20年9月4日のR・マルティネス(中)以来プロ野球26人目、27度目でロッテでは初めて。初回に限れば16年八木亮祐(ヤ)、18年千賀(ソ)に次ぐ3人目だが、4者連続は史上初となった。また、佐々木朗は4回10奪三振で今季6度目の2桁奪三振。ロッテでシーズン6度以上の2桁奪三振は95年に12度マークした伊良部秀輝以来27年ぶりとなった。

 ▽佐々木朗希の今季の主な記録

 ☆プロ野球(タイ)記録 13者連続奪三振、1試合19奪三振、史上最年少完全試合、初回4者連続三振

 ☆その他記録 52人連続アウト、17回連続無安打、日本人選手最長タイの25イニング連続奪三振

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