【阪神・平田2軍監督語録】今季初の甲子園ナイターで豊田、高寺が適時打「毎度おなじみ下位打線」

[ 2022年7月2日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神5-3オリックス ( 2022年7月1日    甲子園 )

<ウエスタン阪神・オリックス>スタンドのファンに応える平田2軍監督(撮影・後藤 正志)
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 阪神2軍は1日、今季初めて本拠地・甲子園でナイター試合を行った。

 右膝の治療を優先し、約3週間ぶりに先発した秋山が5回を2失点にまとめた。6回からは6月24日に疲労回復を目的に抹消されたアルカンタラが登板。3者連続で単打を許し、無死満塁を招いたがギアチェンジして後続を3者連続三振に仕留めた。

 攻撃陣は同点で迎えた2回に豊田が勝ち越し打を放つと、4回には左中間へ2点二塁打。6回には高寺がダメ押しとなる適時打を中前へ運んで突き放した。

 以下は平田監督試合後の一問一答。

 ――秋山が約3週間ぶりの実戦で5回2失点。
 「久しぶりで5回を投げたいって言ってきたから大丈夫かって言ったんだけど、初回は真っすぐを試したいということでストレート中心なってちょっと感じをつかんで、2イニング目からは秋山本来の。最後5イニングでへばってきたかなと思ったら138とか出てたんで、膝をしっかり治そうということでやっていたけど良かったと思うよ」

 ――次回は2軍のローテ回っていく。
 「ファームのね。明日の状態見てだけど膝の状態は良くなっているので、これから徐々にペースを上げて。夏場になってくると汗をかいてこれから徐々に調子を上げてこなきゃ困る」

 ――アルカンタラが1回を無失点。
 「わざと満塁にしたのかって。そういうことをしなくてもいいんだよって。わざとピンチを作って1軍のプレッシャーみたいにしてやってんのって聞いたら苦笑いして。こうやって実戦投げて最終的にゼロに抑えてゲーム感を遠ざからないようにしてくれてるだけでもいい投球になったんじゃない」

 ――秋山と中川のバッテリー。
 「いつもそうだよ。秋山が若いキャッチャーを付けてほしいということで、秋山がキャッチングをベタ褒めやん。満塁になっても落ち着いてる。ワンバウンドでも止めるし、大したもんやで。アルカンタラでフォークどうしようとかないもん。本当は最後まで行かしてあげたかったけど原口も出さないとあかんし。そういうところで落ち着いてリードしてたよ」

 ――原口も出場。
 「フォアボールだったけど、残留の時もシート打撃はやってたし。ちょっとずつ打席を増やしていったり調子をあげていかないとあかん」

 ――豊田は2安打3打点。
 「きょうは豊田と高寺。毎度おなじみ下位打線。タイムリーとかフォアボールを選んで。ちょっと豊田も出ずっぱりで疲れもあるし。DHというところで。しっかりと結果出してくれたな。最初の左中間でも入ったと思ったな」

 ――筑後では豊田選手は三振多かった。
 「板東とか、スチュアート、あの炎天下であの投手は。そりゃあそれに対応しないといけないし課題は多く出たんだけど、やっぱりね、ソフトバンクさんのピッチャーみんなよかったし、そういったところで、なんていうかな、きょうはその悔しい思いをぶつけてくれたんちゃうかな」
 
 ――8回は島本が8試合連続無失点。
 「島本は筑後の方がよかったんちゃうかな。コントロールというか、最初フォアボール出してというところだけど、まあ慌てない。落ち着いている。そういうところでどんどんゲーム感を取り戻して。球のキレもっともっと出る。もっと三振取れるくらいの球のキレが出てくれればなというところだけどね」
 
 ――2日は森木、日曜日は藤浪?
 「いいところつくな、それは君らの。俺は何も言ってないぞ。明後日(日曜日は)は鈴木、そこまでは言っておこう、日曜日は鈴木です。今、板山らがフライ練習しとるんや。甲子園のナイターなんて最高な場所を与えてもらってるんでね、こういうグラウンドの広さや風も含めて練習させてね。1軍に行っても困らないように選手にはたくさん経験させたい。お客さんも入ってくれるし。これデーゲームやったらたまらんぞ。大変ですけど、鳴尾浜も筑後の西日たまらんよ。もうこれ、方角変えられないの?どうなのこれ!」

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