日本ハム伊藤大海が今季2度目完封!「応援が力に」由伸に投げ勝つ 新庄采配ズバリ5点奪い絶対右腕KO

[ 2022年7月2日 16:42 ]

パ・リーグ   日本ハム5―0オリックス ( 2022年7月2日    札幌D )

<日・オ>6回、上川畑の二塁打で生還した近藤、松本剛を迎える新庄監督(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの上川畑大悟内野手(25)がオリックス戦(札幌D)の6回に代打で登場。初対戦の山本由伸から右翼線を破る貴重な2点タイムリー二塁打を放った。投げては先発の伊藤大海が完封勝利。チームを連勝に導きカード勝ち越しも決めた。

 伊藤が今季2度目の完封でオリックスの絶対エース由伸に投げ勝った。オリックス打線を散発5安打に抑える快投で5月20日の西武戦以来、1カ月以上ぶりとなる今季6勝目(6敗)を本拠地で挙げた。

 試合後のヒーローインタビューで代打で貴重な2点を叩き出した上川畑は「代打は緊張するんですけど、結果を出せてうれしいです」と笑顔を見せた。7回にダメ押しの4号ソロを放った宇佐見は完封した伊藤に「ナイスピッチングでした」と称えた。そして最後に登場した伊藤は「ロースコアになると思っていました」と由伸との投げ合いを振り返り、本拠地の大声援が「ファンは宝物。応援が力になりました。ありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします」と3人でのヒロ―インタビューを締めた。

 伊藤と山本由伸のエース対決。初回に併殺崩れの間に1点を先制するも、そこから両軍とも点が奪えないまま1―0で迎えた6回だった。2番・近藤が中前打、4番・松本が左前打を放ち、5番・清宮が四球で2死満塁のチャンスに。ここで新庄監督が動いた。6番DHヌニエスに代打を送る。打席に立ったのはドラフト9位ルーキーの上川畑だった。日本球界が誇るオリックスの絶対エースとはこれが初対戦。しかしドラ9ルーキーは臆することなくバットを短く持ち、由伸の3球目153キロ内角低めのストレートを振りぬいた。打球は一塁手の頭上を越え右翼線を破る安打に。2人が還り相手エースから貴重な追加点をもぎとった。大仕事をやってのけた上川畑は二塁ベース上で笑顔を見せベンチの祝福に応えた。

 7回には宇佐見が由伸から自身最多タイとなる4号ソロを放ち1点を追加。その後、野村も右中間フェンスに直撃するタイムリー二塁打を放ち、ここで山本由伸をノックアウトした。

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