ソフトバンク リーグ最速40勝到達!コロナ禍で5日ぶり試合も土壇場9回に逆転勝ち

[ 2022年7月2日 21:22 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3ー2西武 ( 2022年7月2日    ベルーナD )

<西・ソ>9回、中村晃の適時打で生還した今宮(右)。森がタッチに行くもボールはグラウンドに転がったまま(撮影・尾崎 有希)
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 新型コロナウイルス感染拡大の影響により5日ぶりの試合となった首位・ソフトバンクは2日、3位・西武に3―2と逆転勝ち。1―2とリードされた9回、中村晃が2死二、三塁から起死回生の中前2点適時打を放ち勝利に貢献。チームの連敗を2で止め、リーグ最速で40勝に到達した。

 チームは6月28日に新型コロナウイルス感染者が和田やグラシアルを含め14人が14人に達し、翌29日のロッテ戦中止と活動休止を決定。さらに連日PCR検査の結果、新たに甲斐ら4人の陽性者が出てしまうなどコロナ禍に襲われた。

 リーグ戦再開に向け「胃が痛いです」と苦悩を口にした藤本監督は、肩と首の痛みにより6月27日のロッテ戦を“欠場”した柳田を今季初の4番に起用。4年目の野村大を「8番・一塁」で今季初スタメンに抜てきした。

 試合は初回、柳田の右犠飛により1点を先制。先発の東浜は3回、1死三塁から森に右中間を破る適時二塁打を浴び同点とされるも追加点は与えず。2死一、三塁で打者・栗山に投じた3球目にディレイドスチールからの“ダブルスチール”を仕掛けられると、捕手の二塁への送球を冷静にカットし飛び出した三走・森を三本間で挟みタッチアウトにした。

 東浜は5回1失点ながら球数がちょうど100球に到達したため降板。6回からはこの日1軍登録されたばかりの森が2番手としてマウンドへ。森、山川、外崎と相手クリーンアップを3者凡退に封じる好リリーフを見せた。

 8回には4番手の又吉が源田に勝ち越し1号ソロを浴びたが、9回に打線が奮起。相手守護神の増田を攻め2死二、三塁のチャンスで中村晃が中前2点適時打を放ち逆転。最後は5番手・モイネロが3者凡退で締め11セーブ目を挙げた。

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