原監督「平内がベストだったということ」 大勢温存、0―0の9回に平内が1死も取れずサヨナラ2ラン被弾

[ 2022年7月2日 17:30 ]

セ・リーグ   巨人0―2広島 ( 2022年7月2日    マツダ )

<広・巨>5回、坂本(6番)が空振り三振に倒れ、ベンチで渋い表情の原監督(撮影・坂田 高浩)
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 巨人は敵地で広島に連敗を喫し、トータル3連敗。最大11あった貯金を吐き出し、今季初の勝率5割となった。3位・広島とは0・5ゲーム差。あす3日も直接対決に敗れると、5月16日以来の3位に転落する。

 前回登板で3回までに7失点したエース菅野が7回5安打無失点と好投したが、打線が援護できず、12三振を喫して無得点。0―0のまま迎えた9回、3番手右腕・平内が1死も取れずにマクブルームにサヨナラ2ランを喫した。巨人のサヨナラ負けは今季2度目で、零敗は今季5度目。首位ヤクルトがこの後ナイターで行われるDeNA戦(神宮)に勝つと、巨人とのゲーム差は今季初の13・5ゲームと開き、ヤクルトに優勝マジック53が初点灯する。

 巨人・原辰徳監督(63)との一問一答は以下の通り。

 ――終盤チャンスが続いたが、先取点を奪えなかった

 「まあまあ、そうね。もう1本というところでね。まぁ、0点じゃいけませんな」

 ――打線を組み替えて吉川を1番に。三塁打につなぎの四球と機能した

 「そうですね。良かったと思いますよ」

 ――増田陸のベンチスタートは指のケガも考慮したか。

 「まぁ、でも、(中田)翔も非常に好調ですしね」

 ――1死三塁の場面、ゴロゴーで勝負をかけた

 「もちろんもちろんもちろん。ゴロゴーって言うか、もうちょっと精度の高いやつだね。当たりはいいんだろうけどね」

 ――相手の森下も出来がよかっただけに先に取りたかった

 「そうね。やっぱり1点勝負という点でね、相手に先に取られたというところですよ」

 ――菅野は繊細な投球を見せた

 「そうですね。良かったと思いますよ」

  ――今季初めて貯金がゼロになった

 「ねぇ。まあまあ、どういう形であっても前を向いてプラスに考えないとね。ペナントレースはまだまだ長いしね。これから熱くなるわけだから。まぁ、悲観的にとらえるということはする必要はないと思います。むしろしてはいけないでしょう」

 ――9回、大勢の投入も考えにはあっただろうが、平内でいった狙いは

 「平内がベストだったということでしょう。そこに延長戦というのもあるわけだからね」

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