ヤクルト高津監督 劇的M灯打の塩見絶賛「凄く大きな1番バッター。本当のワンチャンスよく打ってくれた」

[ 2022年7月2日 22:16 ]

セ・リーグ   ヤクルト2X―1DeNA ( 2022年7月2日    神宮 )

<ヤ・D>10回、サヨナラ内野安打を放った塩見(右)は高津監督と空振りハイタッチで喜ぶ(撮影・村上 大輔)
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 試合前にセ・リーグの貯金独占となったヤクルトは2日、神宮でDeNAと対戦。0―0の7回に先発サイスニードが先頭・大田に先制ソロを被弾。しかし、8回に塩見が同点打を放つと、延長10回に塩見のサヨナラ内野安打で勝利した。執念の逆転勝利でついに今季初、そして2シーズン制を除いたパ・リーグの1965年7月6日の南海を上回りプロ野球史上最速となる7月2日にマジック「53」を点灯させた。ちなみにセ・リーグ最速点灯日は2003年7月8日にマジック49を灯した阪神。

 試合後、高津臣吾監督(53)は終盤の粘りで逆転勝ちという今季を象徴する試合を振り返り「うーん、まあ、ちょっと昨日と全然違う展開で、ただ同じだったのは競ったというところ。なかなか1点が遠かったし、よくスニードが粘ったしね。打つ方はなかなかチャンスがなかったけど、我慢のピッチングと途中からのバッティングコーチの指示とみんなの頑張りの結果だと思います」と語った。

 8回に同点打、10回にサヨナラ打を放った塩見については「凄く得点圏でも思い切りがいいし、ああやって出塁してくれる、返してくれる、すごく大きな1番バッターだと思います。ムネ(村上)のことをよく言いますけど、相手に取っても凄く嫌な1番バッターなのかなと思います」と目を細め、続けて「なかなかセカンドにもランナーが行けない状態が続いていて、本当にワンチャンスをものにしないと、そのチャンスがいつ来るのか、果たしてあるのかと思いながらずっとゲームを見ていた。本当のワンチャンスだったかもしれないですね。よく打ってくれたと思います」と手放しでチームが誇るリードオフマンを称えた。

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