G党の皆さん、中山礼都です!「らいと」ですが内野手です!プロ初打点が決勝打「できることを100%」

[ 2022年5月19日 21:42 ]

セ・リーグ   巨人2―1広島 ( 2022年5月19日    東京D )

<巨・広>ヒーローインタビューを終え笑顔の菅野(右)と中山(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の中山礼都内野手(20)が広島戦(東京D)でヒーローになった。7回の第3打席で中前適時打を放ち、このプロ初打点が決勝打。チームに3連勝をもたらすとともに、エース菅野にリーグトップタイとなる今季5勝目をプレゼントした。

 「8番・遊撃」に入り、8日のヤクルト戦(東京D)から9試合連続の先発出場。1―1で迎えた7回、1死二塁で入った第3打席だ。相手先発右腕・九里がフルカウントから投じた6球目、真ん中低めチェンジアップを叩くと打球は中前へ。代走に出ていた二走・増田大が一気に勝ち越しのホームを踏んだ。中堅・野間がファンブルする間に中山は一気に二塁へ。通算36打席目で出たプロ初打点が昨季セ・リーグ最多勝投手の九里から打った勝ち越し打。二塁ベース上の中山は満面に笑みを浮かべ、何度もガッツポーズをつくった。待ち続けた1点。好投を続けてきた次打者席の菅野もうれしそうに何度も右腕を突き上げた。

 試合後、菅野に続いて東京ドームのお立ち台に上がった中山はさすがに喜色満面。幼少期から大の巨人ファンだっただけに初めて上がったお立ち台の印象を聞かれると「本当にファンの皆さんの応援がすごい力になってます!ありがとうございます!」と興奮気味に口にした。決勝打の場面については「先輩方がつないでくれたので。あの~…ホントに、自分のやることを100%やるっていうことを思って打席に入った結果がヒット打てたので本当にうれしい気持ちです」と振り返り「本当にうれしかったです。ありがとうございます!」と笑みが止まらなかった。

 打線の援護がない中、好投を続けていた菅野について話を振られると「助けてもらってばっかなので。きょうは僕が…という思いはあったんですけど、はい。力入ったらダメだと思うので、あの打席は力抜いていきました」と中山。大黒柱の坂本が負傷離脱中で回ってきたチャンスに結果を出したが、「アピールすることはもちろんですけど、まずは自分のできることを100%っていう気持ちはいつもど真ん中にあるので、それをやるだけです。これからも若々しく全力でやるので応援よろしくお願いします!」と力強く言い切った。

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