巨人・原監督 大勢は「大したもんですね」 V打の20歳中山は「非凡さというものが見えますね」

[ 2022年5月19日 22:11 ]

セ・リーグ   巨人2―1広島 ( 2022年5月19日    東京D )

<巨・広>プロ初打点の中山(左)は原監督に迎えられる(撮影・篠原岳夫)
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 巨人は眼下のライバル広島に1点差勝ちを収め、今季4度目の同一カード3連戦3連勝。最大11から一時は3まで減らした貯金を8に戻した。広島は今季2度目の巨人戦3タテを喫し、東京ドームでは5戦全敗となった。

 巨人・原辰徳監督(63)との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――最後は大勢がよくしのぎましたね

 「まあ、大したもんですね。ワンアウト満塁からの初球をね、大城もよく止めましたね。まあ、0―2カウントになりながらも、そこからしっかりと得点を与えなかったのは見事な、まあまあ火消しだったと思いますね」

 ――大勢はプロに入って9回の途中からマウンドに上がるのは

 「初めてでしょうねえ。まあ、少し荷物は重かったかもしれないですけど、非常にそのなかでもね、自分のピッチングができたというのは非常に大きいですね」

 ――菅野は志願の続投で9回のマウンドに上がったんでしょうか

 「そうですね。何とか完投してくれればというのはありましたけれどもね。まあ、でも非常にそれまで、1点はね、最初に与えましたけども、いいピッチングをしてくれました」

 ――打つ方では坂本不在のなか、中山のタイムリーもありました

 「ねえ!ひと振りで決められるというところにね、非凡さというものが見えますね」

 ――いい勝利で甲子園を迎えますが、青柳が先発というところでイニシアチブを取りたい

 「そうですね。もうカープもいいピッチャーだったし、あしたのピッチャーもいいピッチャーだし、そのなかでね、がっぷり四つ組みながらね、何とか少しでも上回りたいというふうに思います」

 ――7回の中山はいろんな選択肢もあったと思うが、その点は

 「7回?いつ?7回、打たせた?」

 ――はい、そこは迷わず?

 「そうですね、うん。まあ、あの、守備もとてもできる人ですからね。そういう意味では彼に期待したんですけどね。見事にでも応えてくれてね。しかも2ストライク1ボールから(粘ってフルカウントまでもっていって決勝打)ねえ。見事ですね。まあ、相手投手、九里投手から打ったというのが彼も大きな自信になるのではないでしょうかね」

 ――坂本不在は大きいが、そこで中山は成長を見せている

 「まあ、坂本という大きな存在は頭の片隅に置かないでね、試合の時はやっていますよ。それはもう、今、“ああ、そうだな”と思うけれど、そんな余裕、それを考えたって何もいいことはないわけでね。彼も必死に戦列に戻ろうということでやっていますから、そんなことを僕らが考えても何もプラスにならない。それよりもベンチにいるメンバーたちでね、戦うということですね」

 ――その遊撃に入っている中山の成長ぶりは大きいか

 「いやいや(同意)、もう、何も今、守るものはないし、進んだ道が彼の野球人生のスタートですからね。そこは非常に頼もしいところですね」

 ――菅野は状態は良さそうだった

 「と思いますが」

 ――どの点を一番評価したいか

 「最初、何というか変化球が多かったかなというところがありましたけれど、真っすぐも折り込みながら、制球力も良かったんじゃないのかなとは思いますね」

 ――球速も上がってきた?

 「球速は、やっぱり質の問題だからね。もちろん160キロ出るに越したことはないかもしれないが、質の問題でしょうね。そういう意味では菊池という打者に対して、非常に精度が良かった、あれは非常に良かったと思いますね」

 ――吉川も存在感

 「それはもう、そうですね」

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