日本ハム・堀 初ホールド王評価の3200万円アップ!来季も中継ぎタイトル誓う

[ 2021年12月8日 05:30 ]

来季の目標を書いた色紙を手にビッグボスポーズを決める堀(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・堀瑞輝投手(23)が7日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3200万円アップの年俸6000万円でサインした。今季は勝利の方程式に定着。42ホールドポイントで初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手賞を獲得した活躍が評価された。寅(とら)年生まれで「年男」となる来季は連続タイトルを目指す。

 好成績を残したシーズンだ。堀は粘り腰を見せた。「本心を言えばもうちょっと、という気持ちはあった。いろいろと話して、ちょっと上げていただいた」。2倍を超えるアップでサイン。この日のために新調した、スーツ姿のクマをあしらったラルフローレンのネクタイを揺らして交渉の席を立った。

 高卒5年目を終えて退寮が許された。アップ額を「一人暮らしができるようになるので、そこに使いたい」という。具体的には「マットレスはいいものを買いたい」。シーズン中、なかなか眠りに就けない日があるのが悩みだった。「寝坊しない程度によく眠れるマットレスが欲しい」と笑顔で口にした。

 今季は60試合登板で3勝2敗39ホールド、防御率2・36。春先調子が上がらなかった宮西に代わって7、8回を任されると、勝ちパターンに定着して自己ベストの登板数やホールド、防御率を記録した。自主トレで師事してきた宮西からは「今年は今年で凄く良かった。これをどれだけ続けていけるかが勝負だから」と言われ、気が引き締まった。

 今季の自己採点は「95点」。53回1/3で34個あった四死球を5点のマイナスとした。「さらなる安定感を求めていきたい。回の入りが苦手な部分でもある。1球目から(捕手が)構えたところに真っすぐを強く投げる。来年はキャンプから意識してやっていきたい」。新庄監督を迎えたチームの大変革の中、変わらない仕事場を勝ち取るつもり。「来季も同じタイトルを獲れるように頑張っていきたい」と気合を入れた。

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2021年12月8日のニュース