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元ロッテ、阪神の高野 台湾プロ黄色のユニで登板 打者3人に1安打 2週間隔離乗り越え最速145キロ

[ 2021年12月8日 11:29 ]

<プロ野球12球団合同トライアウト>力投する元阪神・高野(撮影・小海途 良幹)
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 戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが8日、開催された。元ロッテ、阪神の高野圭佑投手(29、台湾・中信兄弟)がNPB復帰を目指して受験した。

 黄色いユニホームがひときわ目立つ中、打者3人に対し、武田健吾(中日)に右前打されたが、中村和希(元楽天)、フェルナンド(元楽天)をともに右飛に仕留めた。最速は145キロをマークした。

 「自分の中で目指していたボールをある程度表現できた。台湾でプレーしていたんですけど帰国から2週間隔離期間があって。練習場所も見つからない中、いろんな人が助けてくれて練習場所を提供してくれた。そのおかげでここに立てている。感謝の気持ちで投げました」と振り返った。

 妻、子供、両親も球場で見守り「僕の武器であるフォークを見せられたのはよかったかなと思いました。1年間海外でプレーしてきましたけど、1日たりともNPBを忘れたことはない。絶対どこかのチームに入って投げて、活躍したいという気持ちでここまで来ました」と熱意を口にした。

 台湾から帰国後はコロナ禍による隔離期間があったため「自宅から出られなくて、部屋の中でできるトレーニングだけやっていた。チューブや体幹トレーニングとか。器具もないので、ペットボトルを袋に詰めてトレーニングしていました。外で走ったりできないので、ベランダでステップ踏んだりとかしかできなかった」と限られた環境の中で準備したという。

 台湾では「スプリットを磨いてきた。全部空振りしてくれた。磨いたスプリットで空振りとれたし、球速も向こうで150でずっと出ていた。隔離での調整の難しさはありましたが。1軍でプレーしていた武田君から空振りとれたので、そこがアピールになればいいなと思います。NPB12球団への復帰を目指して、一日も気持ち切れることなく過ごしていたので、ここに立てて良かった」と振り返った。

 台湾でプレーして「ほんまに視野が広がった。投手コーチは米国人、王ケンミンさんとか野球の話をずっと話したり、フォークの使い方とか深い話をして。今年すごく有意義に過ごせた」と充実の表情。「環境があることは素晴らしいこと。帰国後でも自分で朝6時から公園に行って、ネット立てて邪魔にならないようにやったりして。皆さんが見てくれる場所で投げられるのは本当に感謝してマウンドに上がりました」と万感の思いを口にした。

 高野は15年ドラフト7位でロッテに入団し、19年に阪神にトレード移籍。1軍通算は45試合に登板して2勝0敗、防御率6・62だった。20年オフに戦力外通告を受け、トライアウトにも参加したがNPBからは声がかからず。それでもNPB復帰を目指し、今年4月には台湾プロ野球・中信兄弟でプレーした。

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