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阪神・岩貞 ヤクルト・村上抑えるモン! 日本一奪取へ同郷・熊本の後輩斬りをくまモンに誓った

[ 2021年12月8日 05:30 ]

若林忠志賞を受賞した岩貞はくまモンに祝福される(撮影・大森 寛明)
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 阪神は7日、本年度の「若林忠志賞」に岩貞祐太投手(30)を選出したと発表した。継続的に社会貢献・慈善活動に取り組む選手を表彰する制度で、岩貞は故郷で16年に発生した熊本地震の復興支援、子どもたちへの野球振興活動が評価された。左腕は来季の打倒ヤクルトへ、同郷の後輩・村上封じに闘志も燃やした。

 岩貞は17年から1勝につき10万円、救援の今季は1ホールドにつき5万円の義援金と野球道具の寄贈などで、熊本地震の復興支援ならびに野球振興に取り組んできた。その活動が評価され「若林忠志賞」を受賞。「元通りの生活は決して戻ってくるものではございませんが、それまで以上に不自由ない普段の生活を送れるように、今後も活動を継続していきたい」と決意を新たにし、故郷へのさらなる支援を誓った。

 授賞式ではサプライズ登場した熊本県のゆるキャラ「くまモン」から祝辞入り色紙と花束を受け取った岩貞。笑顔で、鮮やかな“けん制”を投げかけた。

 「やっぱり今年はヤクルトの村上選手が大活躍で(くまモンは)多分そっちにばかり行っていたんで、うれしいです」

 同郷の後輩・村上が4番に君臨したヤクルトに、あと一歩及ばなかった今季。自身がシーズン最終盤、2軍生活で苦汁をなめていた間に燕軍団はリーグ優勝を果たし、日本一まで上り詰めた。「僕が入団して8年たちますけど、一番、そこ(優勝)に手が届きそうなシーズンだったので、余計に悔しい思いをしました」。来季の覇権奪取には、くまモンを虎に振り向かせる左腕のフル回転が不可欠。特に「村上キラー」継続が勝敗の鍵を握る。

 今季までの通算対戦成績は10打数1安打、被打率.100と優位に立つ。「去年、今年と村上選手(の打席)から僕が登板する機会が多かった。抑えるのが僕の仕事。一打者として本当に強打者なので、気合を入れて抑えていきたい」。来季も勝負どころで先輩の“威厳”を示し続けることが、悲願成就への至近ルートと言える。

 「1年間、同じリーグで戦ってきたチームが日本一になった。僕たちもやれるという気持ちもありますし、使命感も持ちながら来年やっていきたい」。熊本に笑顔を増やす岩貞の投球が、猛虎の日本一にもつながる。(阪井 日向)

 《若林忠志賞とは》阪神が社会貢献・慈善活動やファンサービスに継続的に取り組み、優れた見識を持つ自チームの選手を表彰する制度として、2011年7月に創設した。球団創設時から活躍し、グラウンド外の活動でプロ野球選手の模範となった元投手・監督、若林忠志氏(1908―65年)の功績をたたえ命名した。毎年オフ、選手1人を表彰、記念の盾と賞金100万円、活動資金100万円を贈る。

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