新庄ビッグボス トライアウト視察で「アピール少ない」と指摘 経験踏まえ「そういうところなんですよ」

[ 2021年12月8日 13:27 ]

<プロ野球12球団合同トライアウト>視察する日本ハム・新庄監督(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハムのビッグボスこと新庄剛志監督(49)が8日、12球団合同トライアウト(非公開)を視察した。白いダウンに白のタートルネック、黒い革パンという格好で、稲葉篤紀GMとともに視線を送った。

 午前の部を終えて取材に応じたビッグボスは、意識して見たポイントとして「足の回転。足の速い選手と肩の強い選手は衰えがない。まだ若いしね。打席の中では、結果とかは僕どうでもいい。いかに早いタイミングとって、見極めてバッて振れてるかどうかを見てたんですけど」とし、「ちょっとタイミングが遅い感じがした。打ち損じも多かった。結果はね、いいんですよ」とプロセスの大切さを力説した。

 自身は昨年14年ぶりの現役復帰を目指し、48歳でトライアウトを受験。中堅以外に一塁、二塁、三塁を守り、左前適時打を放ってアピールしたが、NPB球団からオファーはなく、復帰を断念した。

 「ウォーミングアップ一つで足の回転よければ面白いってなるし、キャッチボールだって、すごいボール投げてれば、ん?って思うのに。照れ隠しがあるのかなって思う」と指摘。

 「練習とかのアピールが少ないなと思いましたね。打球が当たる前にスタート切ってる選手が少ない。2人、しっかり打つ前に(スタートを)切った選手はいたけど、そういうところなんですよ。実力はあるんですから、何かをきっかけに変えられるっていうね」と、参加選手のさらなる奮起を促した。

 トライアウトには、元西武で18年に16勝を挙げ、最多勝を獲得した多和田真三郎ら33選手が参加した。

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