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日本ハム・伊藤“ビッグボス流”契約更改「この日のためだけに」スーツオーダー

[ 2021年12月8日 05:30 ]

フレップのぬいぐるみを手にビッグボスポーズを決める伊藤(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 日本ハムの伊藤大海投手(24)が7日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2600万円増の年俸4100万円で更改した。球団の新人では06年の八木智哉以来15年ぶりに10勝を達成。2年目年俸が4000万円を超えたのは、球団の北海道移転後では3人目となった。来季は西崎幸広以来、球団34年ぶりとなる入団からの2年連続2桁勝利を狙う。

 パ・リーグでは新人唯一の10勝到達。侍ジャパンの一員として東京五輪の金メダルを獲得した活躍は査定には含まれていないが、昨年まで大学生だった伊藤の年俸が1500万円から一気に4100万円に跳ね上がった。「しっかり評価していただいた」と納得の表情。ただ、満足することはなく「もう少しできたかなっていうのは正直あります」とさらなる高みを見据えた。

 着ていたのはグレーのチェック柄に、裏地やボタンにワインレッドをあしらったオーダースーツ。「この日のためだけに作りました」と胸を張った。身だしなみ改革を掲げる新庄監督に触発され、就任会見のためにワインレッドのスーツを仕立てた指揮官に倣った形。スーツは奮発したが「特に今、欲しいものはない」とし、「しっかり貯金して、体のことに投資していけたらなと思う」と来季以降を見据えた。

 今季はチーム最多12勝の上沢に次ぐ10勝(9敗)を挙げ、防御率2・90で規定投球回に到達。「75点」と自己採点した。「自信になった」とした一方で、課題に挙げたのが貯金の少なさだ。6つ貯金をつくった上沢に対し、伊藤はわずか1つ。「9敗分、決定的な何かを与えてしまっている」と反省した。

 来季開幕投手については「上沢さんで」とあっさり白旗を揚げたが、入団から2年連続2桁勝利が期待される。達成すれば、球団では「トレンディーエース」と呼ばれた西崎幸広以来34年ぶり。2年目のジンクスについては、今季9勝目を挙げてから6試合足踏みしたとあって「もう味わいました」と笑い飛ばした。「最後は苦し紛れの10勝。来年、それ以上の数字をもっともっと出していかなければいけない」と力を込めた。

 オフは「群がってやるのが好きじゃない。行方不明になる」と同僚にも行き先を伝えず、トレーナーのみ同行させて単独で自主トレを行う予定。「監督がいつも言うつまらない練習というのは野球を楽しむためにあると思う。そのつまらない時間が好きだったりするので、うまくシーズンにつなげていけるようにやりたい」。華やかなトレンディーエースを目指し、2年目に向けて準備を進めていく。(東尾 洋樹)

 ≪2年目年俸では北海道移転後3番目≫伊藤(日)が年俸4100万円で契約を更改。日本ハム選手の2年目年俸では北海道移転後、06年マイケル中村の6000万円、07年八木智哉の5000万円に次ぐ3番目の金額となった。マイケルは大リーグ2年を経験して入団した05年にセットアッパーとして活躍。八木はドラフト希望枠で入団した06年に12勝をマークした。

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