阪神・北條 逆襲へ吉田正も愛用のグリップを導入 「握らなくても滑りにくい」

[ 2021年12月8日 05:30 ]

SSK社と用具の打ち合わせで、グリップを巻いたバットを手にする北條史也(代表撮影)
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 巻き返しへ「秘密兵器」導入だ。阪神・北條が7日、用具契約するSSK社の「プロスタッフ会議」に参加。来季に向け、ゴルフクラブのグリップなどを製作するイオミック社がSSKと共同開発したグリップをテスト使用する考えを明かした。

 「グリップは太くなるからあまり好きじゃなかったんですけど、薄いグリップだったので、1回試してみようかなというので頼みました。滑りにくさは、めっちゃあるし、握らなくても滑りにくい」

 同製品は、既にオリックスの吉田正らが愛用。厚さは従来の0・8ミリ、0・5ミリに、新たに0・3ミリのモデルが加わり、握った時の違和感を減らした。SSKの担当者は「柔らかく握って怖いのが、バットが抜けるとか滑ること。それを劇的に改善できる。柔らかく持っていても、滑らない」と説明した。

 今季は左肩の負傷もあり、1軍出場33試合で打率・200、1本塁打、6打点。「打たないと試合に出られない」と話すように最大の持ち味は打撃。その一助として練習から試用する予定だ。10月末に左肩の手術を受け、屋外でのジョギングを再開したばかり。復活への道は険しくとも、10年目を迎える来季に勝負をかける。(山添 晴治)

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2021年12月8日のニュース