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東京ガス アクシデント乗り越え…小野田弾から一気4点逆転 チーム初決勝狙う

[ 2021年12月8日 05:30 ]

第92回都市対抗野球大会準々決勝   東京ガス4―3ENEOS ( 2021年12月7日    東京D )

<東京ガス・ENEOS>4回無死一塁、同点の左越え2点本塁打を放ち、チームメートに迎えられる東京ガス・小野田(右)(撮影・木村 揚輔)
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 準々決勝2試合が行われ、4強が出そろった。東京ガス(東京都)はENEOS(横浜市)に4―3で逆転勝ちした。2点を追う4回、小野田俊介外野手(29)の左越え2ランなどで逆転。先発・益田武尚投手(23)が1球で降板するアクシデントを乗り越えた。

 小野田は燃えていた。ミスを取り戻すために、愛する家族のために。2点を追う4回無死一塁。変化球を捉えて左翼席中段に同点の2ランを運んだ。「入ってくれると信じていた。僕のミスを取り戻したい気持ちでいっぱいでした」。3試合連続安打となる一発が、逆転勝利を呼んだ。

 初回、先発の益田が左脇腹の違和感を訴えて1球で緊急降板。救援した2番手・三宮が4回2死一、三塁から左中間二塁打で2点を失った。左中間への浅い飛球に、中堅手の小野田がダイビングキャッチを試みたが、グラブの先でバウンド。大事にいけば失点は1だった可能性もあり、自身の「判断ミス」と悔いていた。

 直後の打席での悔しさを返す同点弾に、打線がつながり一気に4得点で逆転。大久保秀昭監督との慶大OB監督対決を制した山口太輔監督は「効果的な本塁打が一番良いところで出た」と29歳のベテランを称えた。

 小野田家では昨年8月、長男・凌久(りく)君が誕生。それまではコンディションを優先し、試合には寮から臨んでいたが「息子と寝たい」と、朝が早くても自宅で過ごすようになった。珠里夫人には「試合で打てなかったらどうしよう」と本音を漏らすこともあったが「かっこいい親でいたい」が何よりのモチベーションだった。

 昨年は4強入りしたセガサミーの補強選手で出場。今年は自チームで4強入りを果たした。準決勝は愛息と夫人が観戦予定。「今日以上の活躍を見せたいなと思います」とチームを初めての決勝へ導く覚悟だ。(柳内 遼平)

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