巨人・大竹寛「どんな思い出も宝物であり財産」 感謝祭でファンに熱く引退報告

[ 2021年12月8日 21:10 ]

<巨人感謝祭>ナインと記念写真に納まる(中央左から)野上、大竹(撮影・森沢裕)
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 巨人は8日、東京・両国国技館で「読売巨人軍2021シーズン感謝祭in国技館」を開催。今季限りで現役を引退し、巡回トレーニング統括補佐に就任した大竹寛投手(38)が引退セレモニーに臨んだ。

 大竹は「いつも温かい声援をくれましたファンの皆様、背中を押していただき、ありがとうございました」とし、球団、チームメート、家族に感謝の言葉を並べた。

 「広島に入団して、何とかこの世界で成功したい、勝ちたい、抑えたい、その気持ちで自分なりにやってきました。ジャイアンツに来まして初めてのリーグ優勝ができた時は本当に幸せでした。どんな思い出も一つ一つが自分の大切な宝物であり、財産です」と語った。

 大竹は今季最終戦となった10月24日のヤクルト戦(神宮)に登板。翌25日に東京ドームで引退会見を行い、20年の現役生活を終え「まずはホッとしている。実感は湧いているようで湧いていない感じ」と話していた。

 最後は「来年また新たな人生が始まります。今度は自分が選手を支える側になって、もっと勉強して、成長して、力になれるように努力していきたいと思います」と力強く語った。

 ◇大竹 寛(おおたけ・かん)1983年(昭58)5月21日生まれ、埼玉県出身の38歳。浦和学院では2年夏の甲子園に出場。01年ドラフト1巡目で広島に入団。03年10月13日のヤクルト戦でプロ初勝利。08年に開幕投手を務め、12年には11勝を挙げてカムバック賞を受賞した。13年オフに巨人にFA移籍。オールスター出場4度。通算成績は375試合で102勝101敗17セーブ、防御率3・77。1メートル84、96キロ。右投げ右打ち。
 

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