エンゼルス・大谷 本塁打競争“予行”だ20&21号 1本目は“驚角”の弾丸ライナー

[ 2021年6月20日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス11-3タイガース ( 2021年6月18日    アナハイム )

大谷(AP)
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 敵も味方もない。エンゼルス・大谷が打席に向かうたび、2万2734人の大観衆から「MVP」コールが巻き起こった。メジャーでは2年ぶり4度目となる1試合2本塁打。日本選手初の本塁打競争出場決定に花を添え「常にセンターを狙い、コースによって左右に飛んでくれたらいいかなと思っている」と胸を張った。

 1本目が発射されたのは3―0の5回1死一塁。右腕ウレーニャの内角シンカーをコンパクトに振り抜いた。打球角度18度の超低空弾はこの日の全打者で最速の114・3マイル(約184キロ)。衝撃の打球が右中間フェンスを越えた。メジャー1年目だった18年以来3年ぶりの20号到達。ジョー・マドン監督も「地上15フィート(約4・6メートル)くらい(の高さ)だった」と目を丸くした。

 まだまだ「SHO TIME」は終わらない。8回は右腕ヒメネスのチェンジアップを左中間席に運んだ。リーグトップのブルージェイズ・ゲレロに1本差に迫る21号。39長打は両リーグトップだ。コロナ禍による本拠地の観客動員の制限がなくなった前日17日に投手で3勝目を挙げ、この日は2本塁打でここ4試合で4発。試合後は本塁打競争についても質問され「力自慢の人たちが集まるので、そこでどれだけ自分ができるのか凄く興味はある」と語った。

 ヒーローインタビュー。大谷は「うれしいけど、まだまだ足りない。もっともっと入ってくれたらうれしい」とファンに対してさらなる来場を希望した。18年に記録した自身最多の22本塁打は目前で、04年に松井秀喜(ヤンキース)が記録した日本選手最多の31本塁打も軽く超えるペース。まだまだファンの期待に応えるつもりだ。

 《史上“最低空”はスタントンの13度》大谷の全68本塁打中、打球角度20度以下は4本のみ。20度が1本、19度が2本、この日の18度が1本と続く。15年の「スタットキャスト」導入後、ランニング本塁打を除き、メジャー全体で最も低い弾道の本塁打は15年4月23日にスタントン(当時マーリンズ、現ヤンキース)が放った左越え本塁打で、打球角度は驚異の13度だった。

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