阪神タイガースWomen 女子野球の魅力を伝える 笑顔と全力プレーで躍動

[ 2021年6月20日 09:30 ]

1月に入団会見を行った「阪神タイガースWomen」の選手たち(前列左から)生尾宝、浅野桜子、三浦伊織、野原祐也監督、山本涼香、田口真奈、田中亜里沙、石村奈々(後列左から)坂東瑞紀、水流麻夏、半田渚、横井千晃、植村美奈子、中江映利加、密浦さくら、高塚南海
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 貯金20で首位を独走する阪神に負けじと、今年から始動した阪神の女子硬式野球チーム「阪神タイガースWomen」も快勝を続けている。

 今月5日に初の公式戦として関西の全27チーム(1チームは出場辞退)が参加する第12回関西女子硬式野球選手権ラッキートーナメント大会に臨み、WELFAREとの初戦を7―0の5回サヨナラコールドで好発進。さらに桃山学院教育大との2回戦は4投手の完封リレーで5―0と連勝し、26日には和歌山Reginaとの3回戦に臨む。

 女子野球の魅力が詰まった試合だった。WELFAREとの初戦、開幕投手を務めた植村美奈子投手(28)は、アウトを取るたびにマウンドで「よしっ!」と声を上げる力強い投球。4回打無失点で試合を作った。

 「あまり淡々と投げるタイプではないので、ピッチャーゴロとっても『よっしゃ!』とか、三振とっても『よっしゃ!』とか。そうやって自分を自分で盛り上げるじゃないですけど、そういうのがプレースタイルなので」

 投手陣がチームを盛り上げれば、打線もそれに応えるように13安打7得点と奮闘し、試合中は終始笑顔がはじけた。3安打3打点を挙げた主将の三浦伊織外野手(29)は、「点数を取っていたので、終始笑顔でプレーできた。それが女子野球の魅力だなと。みんなで喜んだりとか、みんなで悔しがったりとかそういうのが女子野球の良いところなので、(それが)できたのは良かった」とうなずいた。

 会場となった田辺スポーツパーク野球場には、選手のユニホームや応援グッズを身につけたファンが多く足を運んでおり、選手も笑顔で声援に応えていた。野原祐也監督は「プレーだけではなくて姿勢であったり、立ち振る舞いであったり。いろんな事で憧れられるようなチームを目指していきたい」と改めて“憧れられるチーム作り”を目標に掲げた。

 きょう20日からは愛媛県松山市で行われる第17回全日本女子硬式野球選手権大会の関西予選がスタート。チームは淡路BRAVEOCEANSとの初戦に臨む。野球を楽しむことはもちろん、女子野球の魅力を伝えるためにも、彼女たちは笑顔と全力プレーで躍動する。(記者コラム・須田 麻祐子)

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