ソフトB・栗原、5連敗危機救った9回2死ドロー弾 侍ジャパン選出後初アーチ「責任もう一つ違うのかな」

[ 2021年6月20日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5―5日本ハム ( 2021年6月19日    ペイペイD )

<ソ・日>9回2死、右越え本塁打を放った栗原(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクが5―5で日本ハムと引き分けた。1点を追う9回2死から栗原陵矢捕手(24)が、右越えに起死回生の8号ソロ本塁打を突き刺した。5回には「7番・左翼」でプロ初出場の谷川原健太捕手(24)が、右翼席へプロ初安打となる1号ソロも放った。黒星は逃れたが、連続一桁安打は9試合と今季ワーストを更新。活きのいい若鷹の活躍を、反攻のきっかけにしたいところだ。

 絶体絶命の状況を救ったのは栗原だった。4―5の9回2死。日本ハムの守護神・杉浦の高め149キロ直球を叩いた。ライナーで右翼テラス席に飛び込む8号ソロ。引き分けに持ち込む起死回生の同点弾となった。

 「前の打席でランナーを送ることができなかったので、何とか取り返そうと。その気持ちだけでした」

 ミスを一振りで帳消しにした。4点差を追いつかれた直後の7回。無死一塁でベンチのサインは「バント」。しかし、捕邪飛に倒れ、走者を送れず無得点に終わった。その悔しさをぶつけた。
 東京五輪で金メダルを目指す侍ジャパンに初選出されてから、初の一発。自覚と責任は増している。「想像がつかないので分からないが緊張感、責任はもう一つ違うのかなと思います」と日の丸の重みも感じている。

 負ければ今季2度目、ワーストタイの5連敗になるところだった。5回にプロ初出場の谷川原の先制1号で幕を開け、栗原のアーチで幕が下りたゲーム。工藤監督は「よく打ったね。ナイスバッティング。あれで引き分けたんですから。谷川原のホームランといいね。あれで勢いがついて4点取れた。最後のホームランも良かったし、負けなくてよかった」と24歳の2人を褒め称えた。

 「打てなくても落ち込みが少なくなった。気持ち的に崩れて打撃は落ちることが多いので、気持ちは強く持っている」と栗原。前日は4打数無安打。3試合ぶりのマルチ安打で復調の兆しも差し込んだ。

 打線は9試合連続一桁安打、34イニング適時打が出ていない苦しい状況が続いている。打開策として、ベテランの松田と今宮をスタメンから外し、栗原が三塁で、川瀬が遊撃で先発した。5回の攻撃では、1イニング5四球のプロタイ記録で、3連続押し出し四球の“幸運”もあった。それだけに、もし敗れていればショックは計り知れなかった。ここまで全試合に出場し、中軸を担う栗原の一発で勢いに乗りたい。

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