大谷、キャンプ2度目の登板で“上がってきた” 右足跳ね上がりフォームに躍動感

[ 2020年7月15日 02:30 ]

紅白戦でキャンプ2度目の登板をした大谷。右足跳ね上がり、フォームに躍動感が出てきた(AP)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(26)が13日(日本時間14日)、エンゼルスタジアムで今キャンプ2度目の紅白戦に先発。イニングごとの球数制限が設けられた特別ルールで4回途中まで投げ、打者15人で2安打1失点、5四死球だった。要所での変化球の精度が課題も、7四球だった前回登板から改善。投球後に右足が跳ね上がる躍動感も取り戻し、着実に歩を進めた。

 脚の長い大谷ならではのダイナミックな動きが戻ってきた。投球を重ねるごとに地面を蹴った右足が高く跳ね上がる。今キャンプ2度目の登板を終えた大谷は「前回より良かった。クイック、フィールディングも含めできたし、球数も投げられて良かった」と語った。

 マイナー選手中心の打線に対し初回は3者凡退。2回2死一、二塁は球威十分の直球で後続を断った。4回は連打や2四球で失点したが、予定の球数に達し途中降板。打者15人に64球で2安打1失点、5四死球に「決めにいった時の変化球が抜けた」と課題を挙げ「決まっていけばもっと三振も取れるし、全体的にもっとまとまりが良い」と分析した。

 登板前のキャッチボール、直前のブルペン投球でも躍動感はあった。右足の強い蹴りが強い腕の振り、そして球威を生む。練習でも動画などで細かくフォームを確認する大谷は「一番、大事なのはキャッチボール。数多く投げるのはキャッチボールなので、フィーリングを確かめるのは大事」と説明。打者10人に7四球だった前回登板と比較し、明らかなボール球も減った。

 18年10月にじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受けた右肘への不安は「全く(ない)というのはない」と素直に語る。2試合で打者25人に12四死球。故障明け、さらにコロナ禍で調整期間も少ない中での調整で課題は残るが、これも復帰への過程と捉えており「100%の感覚で最初から投げられるとは思っていない」と割り切る。ジョー・マドン監督も「本番になったら、さらにレベルの上がった彼を見ると思う」と信頼を寄せる。

 例年より修正する機会は少ないが大谷は「ないものはしょうがない。工夫しながら入っていきたい」と力を込める。米メディアによれば26日(日本時間27日)の開幕3戦目、敵地でのアスレチックス戦での登板が有力で残された調整登板は1試合。少しでも課題をつぶし、開幕を迎える。(アナハイム・奥田秀樹通信員)

 ▽大谷の前回登板 7日に本拠地で行われた特別ルールの紅白戦で先発し、打者10人に50球(ストライク15球)を投じ、7四球。右肘手術前の18年9月2日の敵地アストロズ戦以来674日ぶりの実戦登板だったが「問題なく球数を投げられて良かった。(腕を振る)怖さは特になかった」と語った。

 《マドン監督が考える現時点での大谷起用法は?》この日、大谷は打者出場翌日に先発登板したが、今季の起用法に関してジョー・マドン監督は「現時点で投げた翌日、前日に打つプランはない」と否定的な意見を述べた。大谷は日本ハム時代から登板前後は休養日とし、チームも1年目の18年に同様の起用法を踏襲していた。ただ、あくまでも“現時点”の方針で、メジャー屈指の知将で知られる指揮官の采配が今後も注目される。

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