大崎中央・氏家、最速151キロ直球でプロ入り目指す 3球団視察「ガンの数字よりも速く感じる」

[ 2020年7月15日 05:30 ]

宮城代替大会2回戦   大崎中央13-9松島 ( 2020年7月14日    石巻市民 )

雨の中、力投する大崎中央の氏家(撮影・柳内 遼平)
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 高校野球の地方代替大会は14日、岩手県など8大会で計41試合が行われた。宮城の2回戦では、最速151キロを誇る今秋ドラフト候補の大崎中央・氏家蓮投手(3年)が救援登板。5回を5安打3失点に抑え、勝利に貢献した。念願のプロ入りに向け、県大会を制してアピールする。

 雨が降る悪条件。5回に救援した氏家は6回に3点を失ったが、7回以降は得点を許さない。最速151キロを誇る直球は141キロ止まりだったが回を重ねるごとに球威を増し、5三振を奪った。

 「(降雨による)緩いマウンドで、序盤は難しかった。後半は体と気持ちがマッチした」。9回はアウトを取るごとに吠えた。1メートル71と決して大きくないが、右腕は「自分の長所は直球と打者に向かっていける気持ちの強さ」と胸を張った。

 巨人、ヤクルト、阪神の3球団が視察。ヤクルトの斉藤宜之スカウトはスピードガンを手に熱視線を送り、「直球の回転が良く、ガンの数字よりも速く感じる。打者も感じていたと思う」と評価した。その言葉通り、直球は投球練習で2500回転を計測。プロの投手の平均は2200~2300回転と言われており、プロに入ってもトップレベルだ。

 中学時代、栗原市選抜の捕手だった。遠投110メートルを誇る強肩で投手を務める機会もあり、投球を見た平石朋浩監督がほれ込んだ。「たまたま見て打者に向かっていく姿に投手としての才能を感じた」。大崎中央で投手に転向し、入学当初の最速は128キロだった。投手の関節の動かし方を一から学び、フォームを身につけた。週3回、筋力トレーニングも行い、体重を66キロから73キロに増やし、球速は23キロもアップした。

 「151キロは練習の積み重ねと体の連動がうまくいった結果。育てていただいた監督に恩返しがしたい」。大崎中央初のプロ野球選手誕生と県優勝を狙っている。(柳内 遼平)

 ◆氏家 蓮(うじいえ・れん)2002年(平14)4月13日生まれ、宮城県栗原市出身の18歳。小4から野球を始め、栗原西中では2、3年時に栗原市選抜に選ばれる。大崎中央で投手に転向し1年夏からベンチ入り。1年秋は東北大会16強に貢献した。憧れの投手は元ソフトバンク・斉藤和巳氏。1メートル71、74キロ。右投げ、右打ち。

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