阪神・木浪 1号&3打点で貢献 逆方向への一発「オフからずっと意識していた」

[ 2020年7月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神6-3ヤクルト ( 2020年7月14日    甲子園 )

<神・ヤ(4)> ファンに帽子を振る木浪 (撮影・後藤 大輝)
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 まさに値千金だった。阪神の木浪が、1号2ランを含む3打点と躍動。今季初打点から、一気に量産に成功した。

 「小さくならないように、思い切ってスイングした結果がホームランとなってくれて、よかったです。“切れるな!”と思いながら走りました」

 1点リードの6回1死一塁。力強いスイングから生み出された打球は左翼ポールに直撃した。試合の流れをたぐり寄せたアーチは、木浪の成長を物語る一打でもあった。「オフからずっと逆方向というのは意識していたので、こういう形で打てたのはよかったと思います」。オフから精力的に取り組んだ「逆方向」への一打を、満足げに振り返った。4回1死二、三塁の第2打席では、犠牲フライで今季初打点も記録。出場18試合目で、エンジンが掛かり始めた。

 「結果を出さないとすぐに代えられてしまう。一日一日を勝負だと思って毎日、やっています」。常に危機感と隣り合わせの日々の中、渇望する「結果」を出して勝利に貢献。指揮官も「2点というのは大きかった」と、勝利を決定付けた一撃を称えた。(惟任 貴信)

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