楽天・涌井、プロ初体験に「ラッキー」「いいリズムになった」開幕から無傷4連勝

[ 2020年7月16日 00:29 ]

パ・リーグ   楽天11―0西武 ( 2020年7月15日    楽天生命パーク )

<楽・西(1)>雨のグラウンドで力投する楽天・涌井(撮影・白鳥 佳樹)
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 雨中の仙台の夜、7回1安打無失点と好投したのは楽天・涌井秀章投手(34)。両リーグトップ、開幕から無傷の4連勝を手にしたが、プロ初体験の出来事があった。

 この日の最終イニングとなった7回だ。先頭の栗山はチェンジアップで左飛。続く中村はスライダーで二飛。スパンジェンバーグはチェンジアップで右飛。いずれも初球で「3球3アウト」を取ったのだ。「プロに入って結構投げてますけど、3球はたぶんないですね。ラッキーとしか言えない。あそこで3球で終われたのでいいリズムになったと思う」。直後の6点攻撃につながったこともあり、満足そうだった。直近では6月27日、中日・岡田が広島戦の9回に「3球3アウト」を取ったが、なかなかお目にかかれない現象だった。

 またこの日は本拠地・楽天生命パークに初めて観客が入っての今季の公式戦。「雨が降ってきた時の、とあるおじさんの“涌井ガンバレー”という声援とか。あるとないじゃ気持ちも違う。お客さんが入ってくれてよかった」とガイドラインでは禁止されているものの、思わず声を上げてしまったファンに感謝。お立ち台でも「以前から投げていて温かいファンだなと思っていた。それが味方になって心強い」と新天地のファンを絶賛。「16年目にしてようやく仙台の空気があってきたのかなと思います」と話し、スタンドを盛り上げていた。

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