巨人・戸郷 桑田抜く球団初の高卒2年目開幕3連勝!雨天中止で中14日登板も何の「いい勉強になった」

[ 2020年7月15日 21:46 ]

セ・リーグ   巨人12―1広島 ( 2020年7月15日    マツダ )

<広・巨>勝利しナインを迎える原監督(左から3人目)と戸郷(同4人目)(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 巨人の戸郷翔征投手(20)が敵地での広島戦(マツダ)で6回2安打無失点と好投。高卒2年目以内では球団初となる開幕3連勝を飾った。戸郷は昨年のデビューから無傷の4連勝。

 戸郷はAX153キロの直球にスライダー、フォークなど変化球を織り交ぜ、4回2死まで1人の走者も出さないパーフェクト投球。4回は2死から西川、鈴木誠の3、4番に連続四球を与えたが、続く松山を抑えてノーヒット投球は続いた。そして5回2死から田中広に初安打となる右前打を許し、この打球をパーラが後逸して三塁打とされたが、代打・長野は投ゴロにピシャリ。6回で打者22人に対して103球を投げ2安打無失点、4奪三振、3四球という内容だった。

 「自分的にはいいピッチングができたと思うんですけど、もっと中継ぎのために長く投げたかったなというのも一つありますかね」と6回というイニングに少し悔しそう。それでも「やっぱりストライク先行できたのが一番広島の打線に対しては良かったなと思います」と振り返った。

 雨天中止の影響もあって、7回途中2失点で2勝目をマークした6月30日のDeNA戦(東京D)以来中14日と間隔の空いた登板となったが「自分の調整的にも難しいものはありましたけど、やっぱり投げてない分…なんだろうなあ…肩の疲れだったりとかそういうのが少し少なかったかなと。ひとつ、いい勉強になったんじゃないかなと思います」と前向きに受け止めた。

 味方打線は初回に主砲・岡本の適時打で先制すると、3回には中島の適時打などで2点、5回にはウィーラーの移籍後初アーチとなる2ラン、6回には岡本の2戦連発となる7号2ランなどで5点と着実に追加点を挙げ、戸郷を強力バックアップ。「野手に助けられた試合だったんじゃないかなと思います」と感謝した20歳は桑田真澄を抜く高卒2年目以内では球団初となる開幕3連勝に「そういう先輩方に並ぶことが自分の目標ですし、ひとつでもね、近づけるように。これからも頑張っていきたいです」と初々しかった。

続きを表示

この記事のフォト

2020年7月15日のニュース