日本ハム・西川、通算250盗塁達成!史上46人目、ファンの前で決めた

[ 2020年7月15日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム2-5ロッテ ( 2020年7月14日    札幌D )

<日・ロ(1)>初回、西川が二盗を決め、通算250盗塁を達成
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 日本ハムの西川遥輝外野手(28)が14日、ロッテ戦の初回に二盗を決め、プロ野球史上46人目の通算250盗塁を達成した。8回にも二盗を決め、2戦連続の複数安打とする2安打2盗塁と攻撃の起点となったが、チームは2―5で敗戦。札幌ドームで今季初の有観客試合として4019人のファンを迎えたが、今季ワーストを更新する4連敗で勝利を届けることができなかった。

 中前打で出塁した初回。ファンの声援が西川の快挙達成を後押しした。次打者・大田の打席でロッテ・美馬が8球投じる間にランエンドヒットの形で3度スタート。西川がスタートを切るたびに歓声が起きた。そして、フルカウントからの9球目。大田は空振りしたが、捕手・田村のストライク送球よりわずかに先に二塁ベースに突き刺すようにスライディングし、西川の足が上回った。

 連盟表彰ではないため、大型ビジョンでの演出や記録達成のボードもなし。それでも西川にとってはファンからの祝福の拍手が何よりもうれしかった。「ファンの前で走っている姿を見せられたのは良かった。減る数字ではないので、これからも一つ一つの積み重ねを大切にしていきたい」。来場したファンお手製の「HARUKI METER」がついに「250」に到達した。

 プロ10年目。西川は12年4月1日の西武戦(札幌ドーム)で初盗塁を決め、「印象深い。今でも残っている」と振り返る。その後、盗塁王のタイトルを3度(14、17、18年)獲得。盗塁に対するこだわりもある。各球場に移動してきたカード初戦の試合前練習では、歩測でリードの距離を測る。自身の感覚とのズレがないかを確かめるためだ。

 栗山監督は「野球の根本はアウトをあげないこと」という。西川も同様の考えだ。「一塁にいたらアウトになることはない。二塁に行ってアウトになりにいく必要はない。14年に盗塁王を獲った時に9月に無理をして走って5個くらいアウトになった。アウトにならないことが一番。その失敗を生かして、その経験が生きている」。その美学が通算250盗塁以上の選手の中で歴代1位の盗塁成功率・863の数字に表れている。

 四球で出塁した8回には再び二盗を決めて塁上をかき回したが、主将の奮闘むなしくチームは攻撃がかみ合わずに4連敗。苦境を切り開くのは、やはりリードオフマンのバット、そして足しかない。15日こそファンの前で白星を届ける。(東尾 洋樹)

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