ロッテ・美馬“魔球”で中田斬り!プレートが…反射的に出た1球「もう一回やれと言われても無理」

[ 2020年7月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ5―2日本ハム ( 2020年7月14日    札幌D )

<日・ロ(1)>今季2勝目を挙げたロッテ・美馬(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 打者にとって一番打てない球は何だろうか。相手の主砲である中田のバットは空を斬った。95キロの超遅球で空振り三振。投げたロッテ・美馬も驚いた。

 「あれしかないというぐらいのところに投げられた。あそこで三振は大きかったですね。もう一回やれと言われても無理です」

 4点リードの4回1死一塁。フルカウントからフォークを投げようとしたところでアクシデントが起こった。右足をプレートに掛けていたが「(プレートの)ゴムが欠けて右足が外れた」と斜め左へずっこける。反射的に球を放すと、誰も想像しなかった遅球がストライクゾーンに向かった。中田が打てないのも当然。井口監督も「フォークを握ってあれでストライクを投げられる。相手がビックリしていた」と笑った。

 日曜日だった5日の楽天戦から中8日で6連戦のカード頭にスライドし、7回6安打2失点で今季2勝目。「直球は今年一番良かった」と最速149キロをマークし、緩急差は54キロ。美馬にとって14年4月8日以来、2289日ぶりとなる札幌ドームでの白星だった。(横市 勇)

続きを表示

2020年7月15日のニュース