巨人・原監督 阿部ねぎらう「最も勝利に貢献した選手」「大仕事が残っています」

[ 2019年9月25日 16:33 ]

リーグ優勝を決め、涙を流す原監督(右)と阿部(撮影・小海途 良幹)
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 巨人・原辰徳監督(61)は25日、引退会見を行った阿部慎之助捕手(40)についてのコメントを球団を通じて発表した。

 原監督はコメントで「僕は慎之助がルーキーの時、コーチだったんだけれども、ルーキーの時から最後まで(彼の選手生活を)見届けられた。彼の特徴というのは本当に頑健な体、そして負けず嫌い。これはもう最初からとても秀でた選手でした。印象に残るのは、ルーキーの年の開幕戦で、当時監督だった長嶋監督に、『是非阿部慎之助をスタメンで行きましょう』と進言したこと。監督も躊躇(ちゅうちょ)なく『よし分かった』と。そこからスタート、始まりましたね。まあ、私は今回1000勝させていただきましたけれども、全て彼は知っている。最も勝利に貢献した選手ですね」と、これまでの功績を称えた。

 さらに「巨人軍史上最高の捕手であることに異論を唱える人はいないでしょう。ここ1、2年やや心配はしていたんですけれども、今年の活躍というのは、どういう状況においても、どういう場面であっても、どういう使い方であってもね、本当にチームの勝利のためにという点で、見事なプレーぶりを見せてくれた。チームにとって大きなパワーになったと思います」と、今年の優勝への貢献にも言及した。

 「(優勝決定後に阿部と)いろんな話をしてね、結果的に今年でユニホームを脱ごう、ということになった。見事な選手生活だったと思います。ただ、これからまだ、大仕事が残っていますから。そこに関してはね、本人もやる気満々であるというところ。彼ぐらい、野球が大好きな選手もいない。野球少年のようなね、これも特徴ですね。負けん気というのはそういうところにもあると思う。やっぱり野球が大好きなんだ、というね」と、クライマックスシリーズ、日本シリーズでの活躍に期待を寄せた。

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