阪神・福留5年連続2桁10号 42歳が豪快バックスクリーン弾 3連勝でCS望み

[ 2019年9月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―0巨人 ( 2019年9月24日    甲子園 )

7回無死、福留が中越えに本塁打を放つ  (撮影・成瀬 徹)
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 阪神は24日、今季レギュラーシーズン最後の巨人戦に5―0で快勝し3連勝。3試合を残し、逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出へ望みをつないだ。福留孝介外野手(42)は7回にダメ押しの10号ソロ本塁打を放ち、5年連続の2桁本塁打を記録。巨人の阿部慎之助捕手(40)が今季限りでの現役引退を決断した翌日に、1学年上の福留が豪快な一発を放った。

 42歳とは思えない、誰よりも若々しい打球がバックスクリーンまで伸びていった。4―0で迎えた7回だ。先頭の福留が、3番手・高木京の代わりばなをとらえた。フルカウントからの8球目、真ん中139キロを強振。猛スピードで飛び出した白球は、中堅フェンスを軽々と越えていった。

 9月13日の中日戦以来となる10号で、自身NPB通算15度目となる2桁本塁打に到達。42歳以上のシーズンでは球団史上3人目4度目となる快挙でもあった。節目の一発でダメを押し、「出て良かったですね」と喜んだ。今季、バックスクリーンに本塁打を放った阪神の選手には『イワタニ バックスクリーンホームラン賞』として岩谷産業から300万円が贈呈される。思わぬ“ボーナス”に「ありがたいっすね!」と声を弾ませた。

 同じ左打者としてしのぎを削ってきた巨人・阿部が今季限りでの現役引退を決断。試合後には尊敬の念を込めながら、惜別の言葉を並べた。

 「昨日(23日)のホームランも今日の打球を見ていても、まだまだ…と思ってしまう。でも、本人が決めることなのでね。キャッチャーらしく配球を読んで打ってくることもあれば、技術的に上手く打ってくることもある。相手としてはすごく嫌なバッターです」。

 捕手・阿部との対戦も思い出深い。09年WBCではチームメートとして過ごしたが、大部分はライバルとして名勝負を繰り広げた。

 「ずっとやっているのでお互い考える事が分かってきたりするところもある。その中で嫌なことをしてくるキャッチャーというイメージがありますし、いろいろ痛い目にあわされましたね」

 40歳の阿部が現役引退を決断した翌日に、42歳の福留は広い甲子園のバックスクリーンに放り込んだ。「周りがどうこうじゃなく、自分たちがやれることをやっていくしかない」。3位広島が27日の中日戦に敗れ、阪神が28日から3戦全勝した場合のみCS進出が叶う。絶対にあきらめない。わずかな可能性を信じて戦う猛虎において、その存在は何より頼もしい。(巻木 周平)

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