阪神・梅野、プロ野球新120捕殺「自信をもってやりたい」 打っても自己最多9号

[ 2019年9月25日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神5―0巨人 ( 2019年9月24日    甲子園 )

左中間に2点本塁打を放つ梅野 (撮影・成瀬 徹)
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 歴史の扉を開く1アウトが、勝利球となった。9回2死、藤川の投じたフォークに山本のバットが空を切る。ワンバウンドをしっかりと前で止めた梅野が一塁送球で試合終了。この日4個目の補殺でシーズン120個とし、1954年の土井垣武(東映)を抜く捕手としてのプロ野球新記録をマークした。

 「意識はしてないけど、1つ1つの積み重ね。体で受け止めたり、積み重ねがこういう記録になって自信をもってやりたい」

 116個のまま直近2試合はゼロと足踏みが続いたが、4個を加算して一気に抜き去った。開幕から、ボールを後ろへ逸らさない鉄壁の「梅ちゃんウォール」が快挙をアシスト。昨オフ、俊敏性を高めるべく減量に取り組むなど“動ける捕手”への進化を図った。春先から場所を変えながら全身ににじむ内出血はいわば“勲章”。補殺数の増加とともに、バッテリーの信頼を深めてきた。

 自らの手で金字塔に花を添えた。2点リードの6回に迎えた第3打席。鍬原が投じた初球の直球を捉え、左中間スタンドへと突き刺した。自己最多となる今季9号2ラン。ダメ押しの一発に、矢野監督からも「あそこで2点で終わるよりはね。本当に助かりました」と称賛された。

 9回にもドラマがあった。現役引退を決意した巨人・阿部を、藤川とのバッテリーで空振り三振に仕留めた。「阿部さんが立つとオーラがあった。6年間対戦させてもらって、捕手として駆け引きが楽しかった。裏をかいて見逃し三振を取れた時は気持ち良かった。勉強させてもらうことが多かった」。球界を代表する名捕手との対戦は、レギュラーシーズンでは最後。濃厚な時間を振り返った。

 「自分たちは負けられないので」。捕手として様々な意味を持ち得るこの1勝を、決して無駄にはしない。 (遠藤 礼)

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