巨人・阿部 引退決断のタイミングは原監督と「思っていることが一致した」

[ 2019年9月25日 14:13 ]

引退会見を行う巨人・阿部(撮影・西海健太郎)
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 巨人・阿部慎之助捕手(40)が25日、都内で引退会見を行い、感謝の思いを語った。

 阿部は会見冒頭で関係各位にあいさつをした後「昨夜、甲子園でジャイアンツファン、タイガースファンの皆さんの『慎之助コール』、本当に感動しました。ありがとうございます」と話し「粋なはからいをしていただいた、矢野監督、藤川選手にこの場をお借りして御礼を申し上げます」と感謝した。

 率直な気持ちについては「突然だったので、皆さんをビックリさせて申し訳ないなと思っています」と語り、決断したタイミングについては「神宮の初戦に監督と話す機会がありまして、その時に思っていることが一致した」と説明した。

 原監督とのやり取りについては「監督の意向をお聞きして、自分も同じことを思いましたし、すごく僕の将来のことを、僕が思っている以上に考えてくださっていた」と明かした。

 常勝軍団の正捕手として阿部は、入団1年目の2001年から活躍し、2000安打に400本塁打を達成。今季は主に代打として勝負強い打撃を発揮し、5年ぶりのリーグ制覇に貢献、「球団史上最強の捕手」として数々の金字塔を打ち立てた。23日に今季限りでの引退が明らかになった。

 ◆阿部 慎之助(あべ・しんのすけ)1979年(昭54)3月20日生まれ、千葉県出身の40歳。東京・安田学園では通算38本塁打も甲子園出場なし。中大では1年春から正捕手となり、00年シドニー五輪の日本代表に抜てきされた。同年ドラフト1位(逆指名)で巨人入団。12年に首位打者、打点王、最高出塁率と自身初タイトルを獲得し、リーグMVP、正力松太郎賞を受賞。17年8月13日の広島戦で通算2000安打達成。今季6月1日の中日戦で史上19人目の通算400号本塁打。08年北京五輪、09、13年WBC日本代表。1メートル80、97キロ。右投げ左打ち。

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