阪神・近本、球団新人最多137安打 左中間二塁打で16年の高山超え

[ 2019年9月6日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神9―2DeNA ( 2019年9月5日    横浜 )

8回無死、近本は左中間二塁打を放ち、球団新人最多安打記録となる137本目をマーク(撮影・大森 寛明)
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 阪神・近本光司外野手(24)が5日のDeNA戦で2安打を放ち、球団新人最多記録を更新する137安打へ伸ばした。初回の右前打で16年の高山俊に並び、8回の左中間二塁打で超えた。3回先頭で選んだ四球は一挙6得点の起点となって快勝に貢献。残り18試合でクライマックス・シリーズ(CS)進出圏の3位までは2・5ゲーム差のまま。6日からの広島との直接対決へ弾みをつけた。

 開幕から558打席目。近本がついに球団新人安打記録を塗り替えた。8回先頭でカウント2―1から藤岡の高め変化球を捉えて左中間に運んだ二塁打が今季137安打目。猛虎史に新たな金字塔を打ち立てた。

 「(記録を)越したいというよりは、今日は何としても2本出したいな…というふうに思っていた。球場に足を運んでくれたファンの方たちに、しっかり球団記録というのを見て帰ってもらいたいと思っていたので」

 初回の1打席目で大貫の甘いツーシームを右前打して16年の高山に肩を並べ、5打席目で超えた。セ・リーグ歴代新人でも単独5位へ上がった。

 初回2死一塁でマルテの打席では3度のけん制球をかいくぐって二盗。3試合ぶりの28盗塁目を決めた。3回先頭ではフルカウントから選んだ四球が6得点の起点となり、8回も生還。2得点を加えた71得点も01年赤星憲広(本紙評論家)の球団新人最多を超えるなど記録ずくめの夜になり、矢野監督に「記録っていうのは励みにもちろんなる。どんどんどんどん積み上げて」とさらなる上積みを期待された。

 常に探究心を持って臨んできた。ベンチでは対戦投手の特徴や感じたこと打席ごとに記す“近本ノート”で研究を重ねる。使用するバットも890グラム前後の1グラム単位で重さが違う10本の中から当日の調子や感覚に合わせて選ぶなど、こだわりを持ってきた。打席に向かう時にはバットに「打てますように」と願いを込め、審判と相手捕手にあいさつをするルーティンを徹底。その繰り返しで一本一本を積み重ねてきた。

 もちろん、まだゴールは先だ。「ここが目指してきたものではない。監督やコーチに、ここまで使ってもらっているというのはありがたいと思います」。58年長嶋茂雄が残した153安打のセ・リーグ記録まで16本に迫る中、最優先事項は逆転でのCS進出。新記録の余韻に浸ることはない。きょう6日からは広島と敵地で激突。「しっかり勝って甲子園に帰りたい」と頼もしかった。 (長谷川 凡記)

○…近本(神)が今季の安打数を137本とし、阪神の新人では16年高山の136本を抜く新記録になった。歴代の新人でも単独10位に浮上。現在は156安打ペースで、セの新人最多となる58年長嶋茂雄(巨)の153本更新の期待が懸かる。また、2得点で今季71得点とし、球団の新人では01年赤星の70得点を抜いてトップ。初回に今季28盗塁目を決め、同じく球団新人では48年後藤次男の27盗塁を抜いて単独2位とした。

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