広島 2年目遠藤がプロ初勝利、ヤクルト中軸斬り 初お立ち台に「ここに立てて幸せ」

[ 2019年8月21日 22:12 ]

セ・リーグ   広島5―4ヤクルト ( 2019年8月21日    マツダ )

<広・ヤ>8回に登板しプロ初勝利を挙げた遠藤(右)はウイニングボールを手に緒方監督に祝福され笑顔(撮影・奥 調)
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 広島が息詰まる接戦を制して再び2位に浮上した。

 先発野村が4回4失点と振るわなかったが、5回以降1イニングずつを5投手が無失点リレーして勝利をもぎ取った。

 8回、5番手で登板した遠藤はヤクルトの中軸、山田哲を一飛、バレンティンを遊ゴロ、雄平には安打許したが、この日本塁打を放っている村上には真っ向勝負で右飛に打ち取り1回無失点。直後にチームが勝ち越し、2年目にしてプロ初勝利を飾った。

 初のお立ち台に上がった遠藤は26試合目での白星に「素直にうれしいです。ここに立てて幸せです」と20歳の若武者らしくはにかんだ。「疲れはあるけど、勝つために投げるしかない」と覚悟してのマウンドでセットアッパーとしての役割を果たした。

 ウイニングボールは「両親にあげます。ここまで育ててくれてありがとう。これからも頑張ります」と出身の茨城で観戦しているという両親に感謝していた。

 8回に代打で勝ち越し7号ソロを放った安部もお立ち台に上がり、遠藤を称え「勝ちがついて良かった。どんどん勝っていってほしい」と期待をかけた。自身は初球をフルスイングして最高の結果に「しっかり振りにいくという気持ちで打席に入った。入るとは思わなかったが、声援のおかげで(本塁打という)結果になった。ありがとうございます」と喜んだ。

 チームはDeNAと入れ替わって2位に再浮上。安部は「目の前の一戦を戦っていく」と、残り27試合の一戦必勝を誓っていた。

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